時牙の日常

2004年06月01日(火) 命の重さ


今日、私が住む街で悲しい事件が起きました。
全国的にニュースで流れているので、知ってる方も多いでしょう。

最近の小学生は、痛みを知らないと聞きます。
公園のブランコから落ちて怪我すれば、ブランコが無くなり、
ちょっと大きな滑り台は「落ちたらどうする」と言う意見で無くなり、
怪我すると危ないからと、台所での手伝いはさせてもらえず、・・・
それってどうなんでしょうね。
大人は「危ない危ない」とくっついて回るだけで、
遊具の正しい遊び方を教えません。
私は母子家庭だったので、小さい頃から包丁を使う練習していました。
もちろん何度も指を切りました。
でも、だからこそ、気をつけて使わなければ行けないと言う事を学びます。
うちには鉛筆削りさえ、なかったんですよ。
母の「便利なものにばかり頼ってはいけない」という教えです。

今回の事件には関係ないかもしれませんが、
どこかで繋がる事ではないでしょうか。
確かに世の中には便利なもの、安全なものがいっぱいあります。
でも、それに頼ってばかりいてはいけないのです。
人だから、人間だからこそできることがいっぱいあるのです。

家族との触れあいも、ものすごく大切です。
うちは友達から良く「家族仲いいよね」といわれるくらい、仲がいいです。
兄と弟がいて、皆成人してますが、未だに私含めて3人部屋です。
だから、相談も普通にするし、今日あった事を報告したりするし、
朝から皆の体調もわかります。
ご飯食べるときは、TVなんて見ません。
会話が無いなんて事もありえません。
喧嘩もするけれど、いつもココロのどこかでお互いのことを
思い合っていると、私は感じます。
家族を思いあう気持ちがあれば、友達を思う気持ちもありますよね?
その友達が憎くなろうと、自分の家族、そして相手の家族を思うと、
とても人を殺すなんてできないですよね?

今回の事件、加害者の子から、まだ理由は聞けていないそうです。
なので、ここで書いたことはあんまり関係が無いかもしれませんが、
今日私が思い、考えたことです。
短い生涯を終えてしまったMさんのご冥福を、心からお祈りいたします。


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時牙

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