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全身に汗をかいてるのがよく 分かる。垂れるほどでは ないけれど、頭皮までしっとり していて、シャンプーを したくなった。 ぐったり。 今の時刻は１６時。 チェックアウトまであと一時間。 前回に比べたらかなり余裕(笑) すぐに起き上がる理由もないし、 起き上がらなくていいなら このままベッドにいたい。 身支度をする施術師を見ることも せず、私は枕を抱きしめて だらだら寝ていた。 あとはもう出るだけの施術師は 私の髪を何度も撫で、今日の 頑張りをまた褒めてくれた。 起きなくていいよ、と言いながら 施術師はアラームをセットして くれた。 でもその時間が１６：５０で、 １７時までのこの部屋で、さすがに それはギリギリやろ！と 突っ込み、１６：３０に変えて もらった(笑) 起きない私にわざわざ添い寝し ベッドの中で抱きしめてくれ、 施術師は靴を履いた。 はいタッチ！と言い差し出してきた 彼の右手に私の左手をパチンと 合わせ、お別れの挨拶とした。 またねー、という声とドアが閉まる 音が聞こえて、 なんか今のファインディングニモ みたいだったな、 そう思ってた。 |
