まみいの日記
DiaryINDEX|past|will
2002年05月16日(木) |
ホットケーキなんだけどほっとけーきなの |
きょうは 天気予報ははずれで 午後も晴れ間の見える 半そででいいような日和だった。
私は急に仕事が入って 午前の部と午後の部両方とも出かけることになってしまい 気持ちの上でてんてこまいだ。 昼食は のんびりもしていられず でも昨日綺麗さっぱりおなかの中に片付けてしまったため 台所には 素早く用意できる昼食になるものが無い。
ひとしきり冷蔵庫や戸棚をあさっていたが 奥の方から ホットケーキの粉が出てきた。 賞味期限は・・危ない危ない 今食べちゃわなくては期限切れになってしまう。
フライパンにジューとタネを流し込むと 懐かしい良い香りがしてくる。 思わず 鼻歌が出てきて おなかがぐーとなった。 子供にせがまれてよく読んだ「しろくまちゃんのほっとけーき」を思い出す。 ホットケーキの作り方が美味しそうに描かれてうちでは ヒットの絵本だ。 読んだ後は 必ずホットケーキを作ったっけ!
私が子供の頃は「ちびくろ・さんぼ」だ。 あの中にもとらがぐるぐる廻って出来たばたでつくったほっとけーきがでてきて 幼かった私の食欲を誘ったっけ・・。 でも「ちびくろ・さんぼ」はその表現が問題視されて絶版になってしまった。 「ちびくろ」は差別用語なのだ。 差別されていると思う人間がいれば それはやはり意識していなくとも差別していたことになるのだろう。 いや 意識していない分 たちが悪いのかもしれない。
私の手元にはボロボロになった絵本がある。 開いて見ると やっぱりホットケーキは相変わらず美味しそうに私を誘っている。
この世の中は難しい。 みんな平和に仲良く暮らしたいと思っているのに 戦争が起きる。 個人的には仲良くなれるのに 国を背負うといさかいが始まる。 この世を難しくしているのは なんだろう?
食卓の上に乗った2冊の絵本。 ひとつは 子供に今も愛され読まれている「ほっとけーき」で もうひとつは はからずもこの世に存在してはいけないと されてしまった「ほっとけーき」だ。
口の中に残る甘い蜜の味を楽しみながら 2冊の絵本をパタンと閉じた。
まみい
|