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■ 就職活動、やるだけムダ。
就職が決まらない。 てか、就職活動カンペキ停止状態。 だから、決まらないのはアタリマエ。
ワタシを知らない人のために、ちょっと説明。 高専を20歳で卒業後、地元の会社に2年勤めた。 『もういちど勉強したい』という理由で退職し、次の年の春、晴れて大学生に。 現在、修士2年。 あ、そこの人、年齢は計算しなくてよし!
もともと、新卒と同じように就職はできないんだろうなぁという予感はあった。 予想が当たっただけのことで、やっぱりなぁって気分。 指導教官は『あまり気にしなくていい』とか言うけど。 面接ではいろいろ聞かれるわけで。 すっかり疲れた私は、息抜きに高専時代の先生と話をすることにした。
地元の会社に面接に行ったとき。 人事担当と思われる女の人に、 『あなたは企業での経験があるということで、新卒よりシビアに見させてもらいます』 と言われた。
このことについて、その先生はこうコメントした。
確かに経験はあるよ。 シビアに見てもらってもいい。 しかし。 そのぶん給料は他の新卒よりいいんでしょうね? シビアに見られた挙句給料が同じだったら、シビアに見られ損じゃない。
ああ、そうだ。 会社に気に入ってもらおうとするあまり、見えてない大切なものがあった。 ワタシはその瞬間、目からウロコがバラバラと音を立てて落ちたような気がした。
給料だけのために働くのではない。 その会社でできることにワタシはやりがいがあると思ったから。 でも、そういう矛盾したことを平気で言うような会社、行かなくてよかった。 そう思えるようになった。
その日を境に、就職活動はとりあえずやめた。 がんばって研究をして、学会へ行こう。 成果によっては、先生のツテで期限付きプロジェクトの空きにもぐれるかもしれない。 2年の会社勤めで合わないとわかったので、今回のことはいい裏づけになったと思う。
こんな話もした。
やっぱり新卒の方が採りやすいんでしょうね、というワタシに先生は 『洗脳しやすい、の方が正しいかもね』 と。 相変わらず過激な発言だけど、実はワタシもそう思っていたのだ。 なれば、ワタシはさしずめ『洗脳されぞこない』か。 会社の都合のいいように育てるつもりが失敗したって感じ。 世の中ではそういう人をダメ人間的扱いするけど、 ワタシに言わせれば、そういう人間を出してしまう会社こそがダメ会社だろう。
ますます一般企業に魅力を感じなくなりつつある今日この頃。 これだけ大変な目をしてても、みんなどうせすぐ辞めちゃうんだから。 スーツを着て汗だくになって、なんかカワイソウ。
友達が、ワタシが2年勤めた会社にこないだ面接に行った。 その話も書きたいんだけど、それはまた今度。
2002年07月03日(水)
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