 |
 |
■■■
■■
■ F1第12戦ドイツグランプリ(決勝)
2006年07月30日(日)
昨日のVoiceの最後に、今回から禁止されることになったマス・ダンパーのことに触れましたが、これまでマス・ダンパーの恩恵を受けていたルノーは、今日の決勝レースでもこれまでの安定した速さは見られず、結果ミハエル・シューマッハが優勝、2位にフェリペ・マッサが入りフェラーリがワンツーフィニッシュを決め、ポイント争いでトップに立っているルノーのフェルナンド・アロンソはキミ・ライコネン(マクラーレン・メルセデス)とジェンソン・バトン(ホンダ)の後ろ5位でレースを終え、一気にシューマッハとのポイント差を6ポイントも縮められ、その差は11ポイントとなりました。また、もう1台のルノー、ジャン・カルロ・フィジケラも6位に終わり、ルノーとフェラーリのコンストラクターズポイントも10ポイント差まで縮まりました。
マス・ダンパーを失ったルノーはそれでも5位6位と上位でフィニッシュはしましたが、レース内容を見れば前を走っていたマーク・ウェバー(ウィリアムズ・コスワース)が残り8周の時点でリタイヤしたことによる繰り上がりで、さらにレース終盤にはヤルノ・トゥルーリ(トヨタ)の猛追を何とか振り切ってのフィニッシュ、やはりマス・ダンパーの影響は大きかったといえるでしょう。このままルノーが再浮上することができなければ、今後ミハエル・シューマッハが連勝を重ねれば、アロンソが逆転されてしまう可能性も大いに考えられます。タイトル争いとしては終盤に掛けて面白くなってきますが、昨日のVoiceの投票ボタンでも書いたように、最初からマス・ダンパーなどなければマクラーレンやホンダも加わった混沌としたシーズンだったわけで、ライバルチームとしては「今更禁止になってもフェラーリが有利になるだけ」といったところでしょうね。
出る杭は打たれる、今シーズンもこうしてフェラーリが有利になる力が働くんですね。
|
|
 |