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2004年11月23日(火) ハウルの動く城

「ハウルの動く城」を見に行って来ました★

実は、私が初めて友達と一緒に映画館に行ったのは小学校5年生。
それまではお母さんに連れられて、妹二人と一緒に「ドラえもん」を見に行く位しかなかったけど、小学5年生の時に知り合った友達が、すんごい宮崎アニメ好きで、その子に連れられて「天空の城 ラピュタ」を見に行きました。
その日から今までずっと、「ラピュタ」は私の大好きな映画の一つです。

なので、私はジブリ作品が好きか・・・というと、意外にそうでもありません(笑)
なぜだか、「もののけ姫」も「千と千尋の神隠し」も映画館では見てないし、ビデオだったからかもしれないけど、あんまり好きな感じではなかったんですよね・・・。
なんか、ビミョウに理解しがたかったというんでしょうか・・・とにかく、見終わった後に「面白かった!」とか「いい話だなあ」とか「感動した!」とか、ステキな気分になったりとかがあんましなかったんですよね・・・。
あくまで私の意見なんですけどね。

が、今回の「ハウルの動く城」の世界は、私の好きそうな世界なんじゃないかって気がしたんですよね★
案の定、最初に、ソフィーの住む町が出てきた時に、なんだか「ラピュタ」を思い出しました。
家と家の間を、煙を吐きながら機関車が通って行く所なんて、まさにそんな感じ★
その場面を見ただけで、なんだか嬉しくなってしまいました(^−^)
そして、動き回るハウルの城を見て、みんなが「またハウルが来てるよ」なんて言うんです。
この、現実ではありえない事と、現実が一緒になってる所が素敵です。
そして、「もしかしたら、魔女の女の子がいるのかもしれない」「もしかしたら、空に城が浮いてるのかもしれない」みたいな、そんな思いを抱かせてくれる時代設定が好きです。
今日も「動く城に住んでる魔法使いがいるのかも」なんて、絶対ありえないことなんだけど、違和感なく受け入れられる世界がとても素敵に思えました。

そんな世界にいる、しっかり者だけど、自分は本当に帽子屋さんになっていいのか・・・と思ってる18歳の女の子と、実は臆病な魔法使い。
二人が出会って、自分達の居場所を見つける物語。
私にはそんな風に見えました。
好きな人の存在が、生きる意味を教えてくれて、人を成長させるのかもしれません。
その辺は、素直に、素敵だな〜と思いました★

が・・・見終わった後に、あんまり感動してないんですよね。
前半、不思議なハウルの城が登場して、カッコイイ魔法使いに出会って恋に落ち、そのおかげで呪いをかけられた少女が、行きついた城で不思議な体験をするまでの間は、ホントに言うことナシ!って感じなんですが、どうも、そこから後が、イマイチ伝わって来ないところが多いような気がします。
なぜ、ハウルは闘っているのか?
なぜ、ハウルの正体は違う姿なのか?
なぜ、みんながハウルを探してるのか?
なぜ、ソフィーの見た目がコロコロ変わるのか?
イマイチ理解しないまま進んでしまったかもしれません。
そして、一番肝心な、心の動きが伝わりにくかった。
荒地の魔女も、王様の魔法使いも、カブも、なにより、ハウルはいつソフィーに恋をしたんだろう?
最初っからだったのかな?と思われる場面も出てきたけど、それもハッキリは描かれてないような?
どこを切っても突然過ぎたような?
それを、一回見ただけでわかろうとするのが間違いなんでしょうか?
ただ単に、私がわかんなかっただけなのかもしれないけど、でも、きっとたくさんの人がこの映画を見ているし、子供も多いいんだし、1回しか見ない人がほとんどかもしれないんだから、やっぱり、一発で感動させて欲しいじゃないですか。
いっそのこと3時間くらいあってもいいから、それぞれの登場人物の背景や、気持ちの流れみたいなものをもっと詳しく見たかったなあと思います。
そしたらきっと、もっと感動できた気がします。
宮殿の階段を上る時くらい、他の部分にも時間かけて欲しかったな(笑)

と、結果的には、ちょっと物足りなさを感じた感想になってしまいましたが・・・でも、だからって、「見て損をした」というほどではないです。
私が好きな、どこか懐かしいんだけど、それでいて夢の世界へ連れてってくれるジブリの映画を久しぶりに見れて良かったなあ、と思います★



今日は、映画の後にコムサのカフェでお茶しました★
久しぶりにケーキを食べて大満足(笑)
バナナカフェ 美味しかったです♪♪


Cystal Kay「Over The Rainbow」


薫 |MAILHomePage

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