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ゲルギエフのリングは?
声楽のレッスンのあと、先生から用事をいいつかった。先生とお仲間のコンサートで使うナレーションの原稿書きである。ただ立っているだけでも舞台に立てといわれると、滅相もない、何卒ご勘弁、というしかないのだが、ナレーションの下原稿なら、朝飯前とはいわないものの、三食食べれば出来そうである。出来そうなことについては、基本的に断らないことにしているので引き受けた・・・めちゃめちゃ喜ばれた・・・変なの。このアリアがどういう場面で歌われるか、という導入を書くだけなのにね。これまでよっぽど苦労して書いておられたのかしらん。
「誰が歌うか未定なんですけれど、ゲルギエフとマリインスキー劇場のリングは期待できますか?再来年の公演ですが」と聞いたら、ロシア人だから一応声はワーグナー向きなんじゃないか、悪くないんじゃない、という。もっとも先生はイタリア一筋だから、スカラ座のリングはつまらなかったね、といいつつも、リングなんてどうでもよさそう。
再来年のことなんてどうなるかわからないのに、一応は先行発売の案内が来ているから、どうしようかと思案中。誰が歌うのかもわからないのに、今からチクルスに10数万投資するのは痛い。「ワルキューレ」だけにしとこうかなあ・・・それとも・・・いやいや、やめとこう。 「ワルキューレ」だけ!「ワルキューレ」だけ! 「ワルキューレ」だけ 「ワルキューレ」だ 「ワルキュ・・・・・・
オペラのいいところは、普通にチケットを買うのでも、半年前はざらなので、見るときにはチケット代のことを忘れていること。来年5月のフェニーチェは9月に買った。数字に弱いことを本当にありがたく思うのはこういうときである。今年はいくら使ったかと計算するような恐ろしいことは絶対したくない。実際本当に高いんだからさ・・・
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