ちょっくれいとぼっくす
めにゅ|ばっく|ごぅ
いよいよOPE。 まあ、まな板の上の鯉ってとこだね。
水分制限は朝の6時まで 朝の6時ちょい前に目覚めたので あわてて2階の自販機へドリンクを買いに行く。 アイスティを買ってまだ暗い空を見ながら 待合室のソファーで飲んだ。
OPE後は個室に移る予定だが すでに個室が開いているとのことで 朝にバタバタと部屋移動。
手術室から戻った時点で動けない状態なんで 必要なものを手の届く範囲にセッティング。 携帯や充電器、ポット、おはし、コップ 後はMDにテレビのリモコン、テレビガイド。
部屋移動やら身の回りの整理やらで結構時間が早く過ぎた。 11時に麻酔の効きをよくする注射を打ちに来ますと 看護士さんに言われていたので11時前には病衣に着替ねば。
。。。って今もう10時半じゃない。 おいおい、旦那まだ来ないよ? ってことでメールをピコピコ。
私 「今どこよ?」 旦那「あんま早く行っても邪魔だから家で待機しとる」
へ??待機?? 待機ってあ〜た、家で待機って家から病院まで30分かかるで?
私 「は?荷物の中に欲しいもんあったんだけど?」 旦那「1時までには行くから大丈夫!」
大丈夫ってあ〜〜た、、、、
私 「11から麻酔の注射するって言ったじゃん。」
。。。。。。。。。。。。。
。。。。。。。。。。。。。
。。。。。。。。。。。。。
旦那「マジごめん、1時だとおもっとった。おかんが来たからすぐに出るわ。」
・・・・・。
ごめんですんだら警察いらんわーーーーーーっ!!!
しかも、結局おかんも来るんかぃ。 こんなボケじゃ、そりゃあ心配だぁね(怒
と一人寂しく病衣に着替える。
11時には看護士がやってきて麻酔が効く魔法の?注射を。 これが痛いんだぁね。 11時15分にはストレッチャーに横たわり点滴。 これは何の点滴だか忘れたが、たぶん鎮静剤かなんかなんだろうか?
眠たくなるかも知れませんと言われて なんだか意識がぼんやりとした頃に旦那とお義母さんがバタバタと入ってくる。 とりあえずやって欲しいことを2つ3つ念を押して言ったけどハッキリ覚えてない。
「この役立たずめ!治ったら覚えとけよーーーーっ!!」 っと思っていたのだが鎮静剤が効いてたかもうどうでもよくなってた。
前回は手術室に入る前からもう記憶がないんだけど 今回はおぼろげながら記憶がある。
手術台に移り、背中を丸めて脊椎に痛み止めの注射をされて そこまでは記憶があるのだが後はもうかすみの向こうだ。
気がつくと名前を呼ばれて病室に帰ってきていた。 「大丈夫か?」 っと覗き込むどうでもいい旦那の顔があったが 本当にどうでもいいので寝せて欲しいと思った。 「うん。」とかすかに答えてまた眠ってしまったと思う。
眠りのむこうで「もう帰るよ。」と旦那の声がして「うん。」と答えた、たぶん。
「どうですか?お水飲みますか?」
看護士さんの声で目が覚めた。 どんくらいたってたのか時間の感覚はまったくなかったけどもうすでに10時になってたのか。 10時と言うのは水分制限が解除になる時間。
朝の6時に飲んだきりなのでもうのどの中はカラカラだ。 たくさんの点滴がぶらさがってるから身体は水分は足りてるんだろうけど。
「はい。」 っと答えると看護士さんが鼻のチューブと酸素マスクをはずしてくれた。 「はぁ〜、生き返った。」 っとつぶやくと看護士さんが笑った。 「これが辛いですよねー。」 っと言いつつ慣れた手つきでストローでペットボトルのお茶を飲ませてくれる。 喉に染み渡るってやつ??
「あらー、もうご主人帰っちゃったんですかぁ?」 っと若い看護士さんは言ったけど うちは娘たちが待ってるし、 わたしは寝たいばっかだからいなくても別によいのよ。
また一人になった病室で天井を見上げた。 「よし!どこも痛くないぞ。」 っと口に出してつぶやいてみる。 「さて、寝るか。寝るのが一番の薬じゃ。」 っと目を閉じた。
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