永遠の1/2
まりあ



 痛い言葉

何気なく見ていたテレビから流れてきた言葉
「両方好きは、両方とも好きじゃないと同じ。
貴女が一番すきなのは、貴女自身」

つまりはそういう事。
それだから、彼は去っていった。

だけど、彼は言っていた。
「想いは自由だから・・」

私はここで、私の家族の為に生きていく。
家族を愛しながら・・・
家族の幸せの為に・・・

でも、心の奥底で、いつも願う。
彼の幸せを・・・

彼が誰かと出逢い愛し合っているならば、それが一番だと思う。
彼の空洞を、私には埋める事はできなかったのだもの。
いくら「愛してる」といった所で、心だけでは満たされはしないのかもしれない。

ただ、願わくば、この想いが粒子になって、彼が辛い時、苦しい時、
守る事ができますように。
ただ、ただ、彼を幸せに導く事が出来ますように・・・。

いつも、いつまでも、想いは続いていきます。



2004年10月09日(土)
初日 最新 目次 MAIL


My追加
エンピツ