永遠の1/2
まりあ



 【出会い3】癒されたい人たち

「あなたを癒します」という看板文句に釣られてか、人はひっきりなしに訪れる。

離婚したてで、自暴自棄になっている人。

好きな子がいるけどどうしたらできるか、聞いてくる人。

とにかくとにかく、今すぐ!電話で手っ取り早く!!!って人。

電話どころか、今から逢えない?って人。

付き合ってずいぶんたつのに、KISSすらできなくて、どう、タイミングをつかんだらいいか、って人。

仕事仕事に明け暮れて、家でもなんだか孤独で、ほんの少し、自分の話を聴いてほしい人。



女は弱さを見せれたりするけど、男は結構、弱い部分を見せられなかったりして、
無理して仮面をかぶってる現実の分だけ、ネットでは、違う気持ちを味わいたいという人が多いのかもしれない。

何から何まで、うその人もいた。
それはそれでいいと思う。
それで私には何も害はないもの。
上手に、見事に騙されてあげよう。
そして、それで私も楽しませてくれるなら、それでよかった。


まるで、ネバーランドのようで
大勢のピーターパンたちがいて
私は、ウェンディ?それとも、ティンカーベルだろうか。



色々な人たちが来てくれて、そのうち、常連などもできて。
少しづつ、名前も知られてきた。
私と話すのを楽しみにしてくれる人もできてきた。


だけど、メアドを交換したり、電話で話したり、まして逢おうなどと、思わなかった。



そんな日々をすごして、2001年3月14日

私は彼に出逢った・・・・・・・・








↑エンピツ投票ボタン
My追加


2005年02月06日(日)
初日 最新 目次 MAIL


My追加
エンピツ