南盤月記
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未明より妻の陣痛が始まる。
午前6時、痛みが10分おきに来るようになる。 病院に訊ねたところ、「(家が近いので)5分おきになるまで粘ってください」との指示。
午前10時。陣痛の間隔が20分おきになる。
午後1時。陣痛の間隔は7分おきくらい。 妻は昼メロを見ている。温泉宿が舞台のやつ。 仲居さんを巡ってロンゲのプーと新入社員が殴りあっている。 「なんじゃいな」と訊くと「オーナーと支配人だよ」とのこと。 …ようわからん。 「次のを見終わったら病院行くよ」とのこと(まだ見るんですか)。
午後2時30分。妻、入浴。 「さっぱりしたら落ち着いたみたいだわ」 …いや、このさい落ち着いてくれるな。 病院行きはいちど中止。
午後5時。妻はベッドで横になっている。 自分はスーパーに夕飯の買出しに。 リクエストによってヤキソバ。 ほか果物類を買う。
午後6時、夕食。
午後9時30分、妻、今日二度目の入浴。 本人が云うには、湯につかると少し楽になるらしい。 いよいよ長期戦の様相を呈してきた。 自分は少し仮眠を取ることにする。
午後11時20分。今度こそ病院へ。 今は妻の着替え終わるのを待っている。 陣痛が始って23時間…って勝負はこれからですよ。奥さん!
野中
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