2014年10月15日(水) |
こっち来たっていいんだよぉ? |
ホットスポットseason2 「第1回 謎の類人猿の王国〜東アフリカ大地溝帯〜」。
正直なところ、サルにはあまり興味がありませんでしたの。
あまりに人間に近すぎて、かるーく同族嫌悪なのかもしれませぬ。
こういうお顔なら人間にもいるよなー、
だけど、人間がこのお顔だと、美しいという部類には入れてもらえないよなー、
それならいっそ人間のオトコマエさん観てる方が楽しいよなー、という、
サルにはまったく非がないのにサルに対して大変失礼なことを思ってしまうもので。
でも!
マウンテンゴリラのシルバーバックは本当に迫力があってカッコよかった。
子どもたちが、でっかいシルバーバック父ちゃんの背中によじ登って
滑り台にしている画もほっこりらぶりーでした。
シルバーバックではなかったけど、群の中の何頭かが、
ましゃからほんの1メートルくらいの脇を通り過ぎて行ったり。
人間を見た途端に逃げるなんてことをせず、
堂々とかつ静かに様子をうかがう感じで近づいてくるのが、
やはりその場所の主導権は人間じゃなくて彼らにあるのだと思わせる場面でした。
ましゃは教わったとおりに、目を合わせないようにゆっくり背中を向けておられて、
そのマナーがちゃんとゴリラにも伝わったようで、そのまま横を通り過ぎて行きましたが、
あの近づいてきたのはメスだったのか、それとも子どもだったのでしょうか?
なんたって、野生のしかも初対面のインドリ(マダガスカルに生息するサル)のメスから
いきなり求愛された経験をお持ちの方ですからね。
生物学者の先生から、
「野生動物にひと目惚れされる人間を、僕は初めて見ました」とまで言われた方ですからね。
マウンテンゴリラの群は、オス1頭と複数のメスで形成されているそうなので、
近づいてきたのは、メスか成長した子どもかのどちらかよね。
ぱっと見じゃ全然わからなかったのが残念でしたが、
メスが興味津々に近づいてきてたとしても、まぁ当然だろうと。
オランウータンの赤ちゃんを見つけたときに、
「こっち来たっていいんだよぉ?」と茶目っ気たっぷりに話しかけるましゃもらぶりーでした。
ヒトのメスにはうかつに言えないフレーズですな!
ボノボのあまりに人間っぽい佇まいも面白かったー。
あの慣れた感じの二足歩行、体つきや動作、穏やかな暮らしの様子。
どう見ても中に人間が入っているとしか思えない。
ボノボの家族がそろって電車に乗ってても違和感なさそうです。
ということは、インドリ界以上に、ボノボ界ではましゃはモテモテに違いない。
ハシビロコウとましゃのご対面風景は、
鳥好きのわたしにとっては本当にお宝ショット。
いいよねー。あのハシビロコウの面構え。
それと静かに対峙する霊長類のオトコマエさんましゃ。
ハシビロコウがあそこまでじぃーーっと動かずにましゃの前にいたのは、
べつにましゃをにらみつけていたわけではなく、
エサのハイギョの浮上を待っていただけでしたが、
世界的にも珍しいハシビロコウの捕食の瞬間をカメラに収めたのが、
百戦錬磨のNHKの撮影スタッフではなく、ましゃだけだったというのが、
ほんとにもう、野生の王国にいてもスターの資質が発揮されまくり。
ここ一番に強くて、引きが強くて。
次回(11月16日オンエア)はナミブ砂漠。
ここでましゃ師匠は殺陣の練習してたんだなー、って想像しながら拝見いたしましょう。
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