先週はたまラジでもトーキングFMでも、ライブのネタバレがようやく解禁。
WOWOWで生放送しちゃったものね。隠しておく必要はもうないものね。
で、ライブのオープニング曲はこれでした、ということで、
どちらの番組でもわたしの大好きな「少年」がかかって、じつに満足♪
これを1曲目にした理由も明かされていました。
ライブの幕開けとともに、
オープニング映像としてこれまでの13回の大感謝祭の映像が
過去にさかのぼりながら紹介されていったのです。
さらにもっとさかのぼり、
デビューした直後のましゃ、長崎でコピーバンドをやっていた頃のましゃ、
そして最後に、バイトしてお金をためて、初めて買ったギターを手にしている、
15歳の少年ましゃの姿。
(ちなみに自給300円ほどの皿洗いで、ギターのお値段は10万円だったそう)
字幕には、「いつも音楽がそばにあった」、「いつもギターがそばにいた」、
「大人になった『少年』は、今回の大感謝祭では、どんな歌を聴かせてくれるのだろう」
と出て、そして1曲目の『少年』。
ほらつながったー。
いや、ここまではたいていの人がつなげられるのでしょうけど。
でも今、目の前のステージに立つ46歳のましゃが弾いているのが、
15歳の彼が手にしていた「アリアプロⅡ PE-R100」というギターそのものであるという、
そこまで気づいてつなげられたのは、よほどギターに詳しい方でだけでございましょう。
実際、ギター好きの男性リスナーから
「もしやあのギターはあのアリアプロでは?」との指摘があり、
気づいてもらえたことにましゃは大変喜んでおられました。
曲は大好きでも、ギターにはまったく気づかなかったダメダメファンのわたしです。
ましゃに言われて初めて、WOWOWで確認してようやくわかりましたわ。
しかも、このギターを弾いているのは『少年』の本当に冒頭の部分だけで、
あとはすぐにアコギに持ち替えてしまうのよね。
『少年』はいつもアコギのイメージだったので、冒頭にエレキを持っていたことは、
じつはあまり気にとめていませんでした。
そんなわたしのダメダメっぷりはともかく、背景を知るととても感慨深い演出ですよね。
このギター、ましゃがステージで使ったのは、今回の大感謝祭が初めてだったのですって!
ましゃが初めて買って、東京へも一緒に連れてきて、
音がいいので最近のレコーディングにもちょくちょく使っていたそうですが、
プロになったましゃと一緒にステージに出たのは初めてだったと。
福 「だから彼にとって初めての大人数。18000人の前で。(初日のパシフィコ横浜の人数ね)
長崎の(アマチュアの頃の)ライブハウスでしかライブは体験したことがない、そいつは。
だから今回そのギターと共にツアーで旅ができたこと、僕は本当に嬉しかった。」
15歳当時、福山少年は1968年製のレスポールがほしかったんですって。
当然、高くて買えなくて、国産のを選んだそう。
でも、福山少年が選んだ80年代の国産ギターはとても音が良くて今でも評価が高く、
結果としては良かったと思うと。
初めてのギターと良い出会いをなさいましたね。
それはギターにとっても同じで、この少年がまさか30年間もちゃんと主でいてくれて、
少年からカッコいい大人のミュージシャンになってもまだ自分の主で、
30年後にはそんな彼と最高のプロミュージシャンたちと一緒に、
大観衆にかこまれたステージの上にいるとは。
福 「ギターとはこのように離れずに相方としてずっといられるというのは、
嬉しいことですよね。
中学の頃から組んでたバンドがそのままプロになったなんていう
ドリーム感のある話は僕にはないし、それは叶わなかったのだけど、
ギターだけは側にいるというのは、僕にとってすごく嬉しいことですね。
あとほら、ギターは揉めないし。『印税くれ』とか言わないし。
『音楽の方向性違う!』とか言わないし。はははは!」
デキる相棒同士ですね。
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