また忘れてしまっていた記憶 気付いた頃じゃ遅すぎると 何度も何度も 思い返す
逃げ出してしまいたいと 楽な方に歩いていこうと そう思い込もうとして そう思ってしまっていて 吐き気がするダルイ身体を なんとか起こし立ち上がる
何度も過ぎった 恐ろしい考えは 甘い囁きと共に 問いかけてくる
振り払って 忘れようとして 重い足を前に進ませる
吐き気はなかなか治まらない
でも結局 どうでも良かった
どうにでも出来るものだった
いや 自分一人の力では出来なかったかもしれないが
悪魔の囁きは 一時のモノに過ぎなかったのだ
弱い時こそ 悪魔は狙ってやって来る
でもそれは自分自身で どうにでも出来ることだった
分かっていたはずなのに
危うく 大切なモノまで見失うところだった
でも それでも
まだ まだ ココにあるから
まだ ココに居るから
・・・なんとかなるはず。
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