自分のたったひとかけらさえも 失いたくないと この間はそう思っていたの もう何も失いたくなくて どんな小さなモノでも 自分には大切なモノだと
でも 不思議ね あの時の追体験をしたかのよう もう 失うモノなんてないんだと そう感じれるようになった
私はあなたからどれだけの大切なモノをもらったのだろう
あなたの命と引き替えに 私はたくさんの絶望を知った
それでも希望の光を見い出すことが出来たのは あなたが側に居てくれたからでしょう
それを私に気付かせてくれて 私がそれに気付くことが出来たからなのでしょう
そしてそんな絶望の中に居るからこそ みんなの光がとても眩しく 私を導いてくれたのでしょう
その光がとても羨ましくて 時に自分があまりにも小さく感じられたけど やっぱり暗闇から手を引いてくれたのは 掛け替えのない あなたなのでした
だから 私は死なないで居られる 死ぬことの恐ろしさ 儚さを あなたは身を持って 教えてくれたから
だから私は 生きていける
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