視界に入った 漆黒のモノが 何か蠢いたような錯覚に陥り 唇から零れた己の台詞で ふと 我に返った
デジャビュのようだけど明らかに現実で 過去で私はパニックに陥っていた 目の前が薄暗い灰色のカーテンに仕切られたように 何もかもが汚れて見えて それは私自身を映した世界
眠ることで 何かに没頭することで 見ないようにしてもそれは無駄な足掻きに過ぎなく 毎日毎日眠れない苦しい日々が続いていた
光なんて何処にも見いだすことも出来ず 何度も過った愚かな考えを振り払ってくれたのは きっと その時には見ることの出来なかった光が 私が気付けなかっただけで照らし続けて居てくれたの
今は気付けたからあの時のように 暗闇からすぐに抜け出てこれたけど また同じ暗闇が現われるとは限らない
その時は自分から 少しでも 光を見出だしていけるように 自分自身で輝きを放とう
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