櫻の!日常カルテドグマ塾!!

2005年02月09日(水) 青を刺すと言う事

櫻です、こんばんわ。

ライブでタイバンさせていただいたメンバーさんを見ていると、刺青を入れてらっしゃる方がチラリホラリいらっしゃいます。

トライバル、インディアンタトゥー、アメリカン…などなど。

そしてウチのメンバーも刺青だらけです。

櫻も入れています。

なのに、櫻だけ何故か…

「ヤ×ザ呼ばわり」

です。

それは何故か?

櫻のが“和彫り”

だからです。

両肩、足、全てジャパニーズトラディショナルです。


櫻は日本人です。そして、コテコテの日本人顔です。

僕が「おじいちゃん」

になった時、渋い老人に見えるアイテム、

それが

「和彫り」

なんです。

和彫りはいい。決定的に西洋のタトゥーにはないモノがある。それは

「背景」と言う概念。

例えば、櫻は左に龍、右に虎がいます。

龍の背景は雲、風、炎。

虎の背景は波打ち際、白波、桜吹雪。

この背景が刺青のイメージを決定するのだと思います。

よりダイナミックに、より繊細に。それが和彫りの魅力だと思います。

櫻の刺青を彫ってくれているアーティストの方が言うには、

「刺青ってさ、人間が装飾したい本能の作る究極形なんやろね。」

と。

…櫻の場合、腕一本につき、作業工程が二日かかります。

アウトラインと半分の色付けに一日、残りの仕上げに一日。

んで、一週間くらいで日焼けしたみたいなカサブタが出来て…

それが全部剥がれて完成。

痛いし熱も出る。

のに、また次入れたくなる。

苦痛を乗り越えた後に、本当にすばらしい「絵」が浮かび上がってくるから、また次を入れたくなるのかも知れません。

決してハードMではない。

人生もそんなもんだ。

毎日苦痛と後悔の連続です。なのに時々、ホンの稀に、

「あ…、今日は生きてて良かったかも。」

って思う日がある。

だから、明日も生きてあげようかなって思う。

自分に。


日常的に平和な毎日…あったらいいなと思うが、何か、甘いモノを食べ過ぎたみたいな感覚になる。

だから幸せは一瞬だけでいい。

後は戦う自由をください。

…そんな人生だからそんな意思を込めた、決意である処の刺青です。


 < 過去  INDEX  未来 >


sakura [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加