2005年04月15日(金) |
チャイニーズ・シンジケート |
…二日連ちゃんで書いてしまった。
コンバンワ、櫻です。
最近、どうしても行きたいトコロがある。
その名も…
「中華十八番」
全く意味が解らないと思われるので説明しよう。
「中華十八番」とは、天六にある中華料理屋の事である。
なにげない街にある、何気ない商店街の、なにげない店なんだが…
ネーミングにまず惹かれた。
“一番”ではなく二番でもない、だがしかし十八番、すなわち
「オハコ」なんである。
なにがオハコかと言うとその名の通り、中華が、である。
噛み砕いてみると、
“ナンバーワン”
ではなく、
“オンリーワン”
ですらない。
あくまで「十八番」なんである。
サクっと日常会話に忍ばせたいネーミングである。ゴロもいい。
では、中華十八番の一風変わったシステムについて検証してみよう。
中華十八番では、常時メニューが120種類。
120種類だぜ?奥さんっ!
西九条ブランニューの近所にある中華はメシモノオンリーしかも八種類ときたもんだから、気合の入り方がまず違う。
ちなみに焼き飯にカレースプンは刺さっていない。
そして、メニューのアタマにシリアルナンバーが振ってあるのだが、注文の際、メニューと同時に、そのナンバーも告げなければいけないのだ!
例えば…
「NO.1002餃子を二人前、
No.2001白ご飯を大盛り
No.2055イカともやしのピリ辛炒め」
みたいな。
トラブルシューティングとしては、商品番号を告げなかったが為に勝手に大盛りになったりならなかったり、とにかく番号が重要なのだ。
ささやかな疑問なのだが、本当に店主は全ての料理と番号を把握しているのだろうか?ナゾではある。
この、マネジメント性のカケラもない店構えとは裏腹のシステマティックなオーダーシステムが、一中華ファンのココロをガッチリ掴んではなさないのだ。
ついでなので、櫻的ラブ中華料理店のナンバーワンを紹介したい。
我が人生で、心技体、全てにおいて100点をあげたい店がある。
その名も
「餃子天国」!!!
ネーミングにまず乾杯。
中華で餃子が、しかもヘブンてっ!!
細っそい路地の奥にあるのだが、まず玄関を開けると…
(カラカラカラ…)
店主とその母親と思われる老婆が怒鳴りあいのケンカをしている。
そして、店の至るトコロにレイアウトされた、幼稚園に通う愛娘の工作の作品。
エンドレスで放送される野球放送、もしくは格闘技番組のビデオ。
若干ベタつくカウンター、
明らかにヤンキーな見習いの坊主。
…完璧だ。
餃子天国には、五年ほど通っているのだが、味は絶品である。
そして、大将の親父さんにはしょっちゅうK-1の録画を戴いている。
たまに、試作料理もサービスしてくれる。
店構えとは対極にある、味への探究心に感服だ。
…今回はチャイニーズなお話になってしまった。
最後に中華の魅力について一言言わせてもらおう。
中華とは…
愛だ。
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