2005年11月22日(火) |
使命、願望、侵食と雪月花 |
…所詮、人間は一人であります。
桜の花は、一時繚乱に咲き乱れ、春の訪れを皆に告げます。
その使命を全うするように、一瞬で見事に散って行く。
古来より、日本ではその潔さ故、皆に愛されて来ました。
2005.12.17。
「ドグマ散ル」は、一つの重要な日を迎えます。
2nd音源の限定リリースライブ。
この日は、満開に咲き誇る“桜”のようなライブを、メンバー、そして患者の皆で作りたい。
そう思っています。
総員、戦闘配備で。
西陣織りに代表される、着物を染め上げる“さくら色”は、桜から抽出されます。
しかしソレは、花弁ではなく、桜の幹の皮の成分を抽出して染め上げられるといいます。
桜の幹はこげ茶色で、ゴツゴツとした無骨なモノですが、もっとも繊細で優雅なピンク色を発色するのです。
院長の“櫻”の根底にあるのは、この哲学です。
乱れ咲いて散る…ではなく。
いつまでも、何百年も、親子何代にも渡って袖を通す、あせる事のない
『色』。
人間は所詮、一人であります。
ですが、目を開いたその瞬間から、他者との干渉が始まります。
その時には、決して色褪せる事無く。
その為に戦い、そして手を取り合う事。
そう在り続けたい、と願い続けながら。
2005.12.17。
この日が「ドグマ散ル」の、一つの始まりであるライブをします。
願わくば、ライブに参加してくれた人、この日リリースされる音源を聞いてくれた人、全ての患者の目の前が、バラ色ではなくとも、サクラ色になれば、と思います。
なんてな!
|