櫻の!日常カルテドグマ塾!!

2006年08月23日(水) ハートブレイク・ナンバーワン

ひったくり容疑者、心奪われる=被害女性の母親に一目ぼれ、交際迫り逮捕−大阪


 女性のかばんをひったくった上、この女性の母親に一目ぼれして交際を迫ったとして、大阪府警枚方署は23日までに、窃盗と強要未遂容疑で大阪府枚方市春日元町、無職田辺貢容疑者(33)を逮捕、追送検した。


同容疑者は「昔あこがれていた女性に(被害者の母親が)そっくりだった」と話しているという。
 

調べでは、田辺容疑者は2日午後8時40分ごろ、枚方市内を自転車で帰宅中の契約社員の女性(22)の手提げバッグをひったくった上、翌3日午後、バッグの中の財布などを引き取りに現れた女性の母親(43)に交際を迫った疑い。
 

田辺容疑者は「財布と携帯を拾った」とうそを書いたメモを女性の自宅に差し入れ、謝礼をだまし取ろうとしたが、待ち合わせ場所に現れた女性の母親に一目ぼれ。


同容疑者はその場で「付き合って下さい」と告白したが、母親が断ると「付き合わなければキャッシュカードなどを悪徳業者に渡す」などと交際を強要した。 

(時事通信)


…。


大スポみたいな見出しの事件やな。


時々、気になったニュースをこうしてアップしているのだが、この事件も突っ込みドコロまんさいやな。


つーか、被害者の女の人わざわざ契約社員とか言わなあかんねんやろか?


やっぱ言わなあかんねんやろな。


看護婦さんと言わせないような感じだな。


公共のメディアには


“コード”


と呼ばれる単語が存在していて、いわゆるふさわしくない表現ってやつだが、中にはなんで?的な単語もある。


“乞食”。


NGらしい。


なんでも日本は世界有数の福祉国家なので、乞食は存在しないというのが政府見解らしいのだ。


自立支援法がまかり通って障害者の負担がグッと増えたりしている昨今、どの辺が福祉国家なのか知りたいのだが、ドグマを始める直前、僕は西成のフェスティバルゲートの向かいにすんでいたのだが、あの辺りに平日の昼間から赤ら顔で徘徊している人たちは何者だ?ちゅうハナシやな。


エキストラかなんかなのだろうか?


西成は日本有数のスラム街なのだが、昼間は通りに、夜は道端に、街の24時間あたりの人口密度がほぼフラットで強烈だ。



一番驚いたのは、僕の住んでいたマンションと隣の建物の隙間、約30cmくらいの間に見事にピタッっとはまり込んで、夜中の三時過ぎにアコギを弾いている浮浪者に出くわした事だ。


暗闇からニュっとギターだけが出ていて、しかも、黒人顔負けにブルージーでメロウで卓越されたプレイなのだ。


その真向かいには、大阪府警の機動隊本部があって、一晩中パトランプが消える事のないロケーションは、最強のダウンタウンっぷりを醸している。


あの街の正体は何年住んでも掴めない、かろうじて闇属性である事だけは理解できる、串カツ味のイリュージョンなので、やはり乞食は日本にはいないんでしょうか。



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sakura [MAIL] [HOMEPAGE]

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