針の穴に通された光
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2005年10月31日(月) 憧れの話

子供のころの憧れは、
「ジュース、お菓子がいつでも自由に買える」こと。
「自分の力で物を買う」というのはずーっと憧れてたもの。
子供の時分は手に入れても「買ってもらったもの」なわけだ。

まぁだから、アルバイトで稼いだお金の実に嬉しいことか!!
例え数千円でも自分が「何か」をして手に入れた「何か」である。
こればっかりは表現しようが無い。もう、秘宝中の秘宝である。
そうして買ったお菓子、缶ジュースは、一生忘れられないものなのだ。
その缶ジュースで飲みながら先輩と話したのはいつのことか。

で、社会人になって4年。
ふと部屋の中を見渡すと、もうなにもかもが自分のお金で買ったものばかり。
いずれも「あぁ、あのとき買ったなあ。」と思い出すものばかり。
そして、「あんときは、しんどかったなぁ。」としみじみ思い出すものも
しばしば。

きっと、こうして手にするひとつひとつの想いが込められた「もの」達は
何かを訴えたくなるに違いない。

だから「もの」達はしばしばがたがたと揺れ、時には倒れようとする。
時折耳には届かない音を立てるのは、「もの」たちにとって
何か言いたいことがあってその行動を取るのだと思うのは決して
間違いでは無いはず。
それが聞こえたときは、きっと・・・。


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