ボクは生まれてから一番怖い思いをしたので、日記を書く元気もビス ケットをねだる元気(ビスケットを口の前に持って来られたら食べる けど)もなくしてしまっていたのだ。
今日はちょっと元気が出てきたので、ズルをしてちょっとさかのぼっ て日記を書くことにした。
ボクが怖い思いをしたのは、獣医さんのところなのだ。 散歩に出かけた時に草むらに顔をつっこんだら、右目に何か入って、 ボクの右目が開かなくなってしまったので、ボスとアキコに連れられ て獣医さんのところへ行き、口が開かないように口カバー(本当は何 というのだろう?)をされて、獣医さんのご夫婦、ボス、アキコ全員 に押さえつけられて、目をぐりぐりされてしまったのだ。 本当に怖かったのだ。
右目が開かないボクを見てアキコが「ゲンゾーが犬相の悪い犬になっ てしまった」と言って悲しんだ。 犬相が悪いボクの写真は撮らないというので、今日の日記にはボクの 写真はないのだ。 早く目が治って元気なボクの写真を見せたいのだ。
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