今日はボクが住んでいるところのお祭があった。 早朝から大きな花火があがり、ワッショイワッショイ、ピーヒャララ、 とボクを怖がらせようとして地元の老人から若者たちまでが大きな音を たてて通り過ぎた。
夕方からまた花火があがって、今度はたくさんの人がボクを怖がらせよ うとして、派手なチョウチンをたくさん点けたダシというやつを引っ張 って、ピーヒャララと通り過ぎて行った。
夜になったら、今度は驚くほど盛大に花火がたくさんあがった。 ボクの庭から花火がよく見えるのでボスとアキコは喜んでいたが、すぐ 近くではじける大きな花火の音はお腹にズンと響いてとても恐ろしい。
花火の恐怖も忘れかけた頃、今度は夜11時頃にピーヒャララのダシが 酔っぱらった人々と一緒に近くに戻ってきて、花火をあげたり騒いだり したので、ボクはとうとう恐ろしさに耐えられなくなって、キューンと いう声を出してしまったのだ。
1年に1度とはいえ、ボクを怖がらせるためだけにこんなに大勢の人が お金と労力をかけて楽しそうに大きな音を立てるとは、カモガワの大山 地区もなかなかすごいところなのだ。 ボクを怖がらせるイベントは毎年8月7日にあるらしい。

↑まだお祭が始まる前の元気なボク
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