〜 Over the Rainbow 〜...

 

 

琴ニャンの発作 【周期20日目】 - 2005年05月25日(水)

朝5時、リビングからの「バタバタバタ!」っという音で目が覚める。
即座に「琴ニャンだ!」と気がつき、駆け寄る。
琴夫も私の声で目が覚めすぐに脇に駆けつける。
「大丈夫!大丈夫?」必死に声を掛けるが、琴ニャンは両手足を激しくばたつかせ、
瞳孔は開き背中が硬直して倒れている。
ものすごく長く感じたけれど、実際はたぶん1分なかったはず。

3年ぶりのテンカン発作だ。でも前回の発作と今回は状況がずいぶんと違う。
初めての発作の時は、今思えば無謀なのだが、
旅行前に実家に預ける為に電車で連れて行こうとして驚いて発作を起こした。
医者は「1回だったら驚いて発作を起こしただけで、持病とはいえない」と言っていた。
でも、今回は違う。驚いた訳でもなく明らかに琴ニャンは寝ている状態、
穏やかな状態で発作を起こしている。
椅子のマットが落ちていたから、椅子から落ちたのかもしれない。

琴ニャンが目を覚ますと、ものすごく怖がって尋常ではない表情をし、
私達を見てもフゥーー!っと毛を逆立てて家中をうろうろしている。
そんな中なぜかすぐにトイレにいった。
その後も足下をふらつかせながら、でも高い所には乗らずふらふらしている。
どうしてあげていいのか分からない。
私までショックで目眩がして気持ち悪くなってしまった。
そんな状態で30分もすると、私達が琴ニャンの頭をそーっとなでてあげていると
うつらうつらし始める。頭が熱い。

私が頭をなぜ続けてあげている間、琴夫はネットで色々調べた。
琴ニャンと同じ症状が書いてあり、少しほっとする。
つまりこの発作で死んでしまうと言うことはないらしい。
入眠時、覚醒時に起きやすい事もわかった。
その様な状態で朝8時頃になると大分収まってきたように見えたので、
ご飯を上げてみるといつもの琴ニャンにもどった。
心底ほっとした。

念のため、医者に状況を伝え、今日車で移動させても大丈夫か確認をする。
特に問題はなさそうだった。
とはいうものの、やはり「脳が一斉にフル稼働してしまう状態」らしいし、
頻繁に起きている子は1ヶ月に何度も起きているらしいので心配だ。
又、今後老猫になってからも覚悟が必要かもしれない。

でも琴ニャン偉かったぞ。自分でちゃんとトイレいったもの。
どうやら発作中にしてしまうこともあるらしいから。
っと言うことは、昼間一人の時発作が起きてても
気がつかないってことでもあるなぁ〜・・・
3年ぶりじゃないのかもしれない。

そんなこんなで午後に琴母に迎えに来てもらい、
一晩私も一緒に泊まって様子をみてから、明日北海道へいくことにした。

そして夜には今度は琴夫からの電話。
先日の精密検査で行ったCTは問題がないことが分かった。
肺の影のように見えていたものは、昔肋骨を折ったときのものが石灰化して
レントゲンだと影のように映っていたのだ。
はぁ〜〜。ほっとした。
もしかしてガンなのかもしれない・・とか色々考えてしまったよ。

もう、今日は本当に命についていっぺんに考えさせられた。
琴ニャンの小さな小さな体の中にも日々いろいろな変化が起こっていて、
人間の1日が猫に取って4日に値する。一日一日が貴重で、
健康に生活していることがどんなに幸せなことか・・・
でも、これで安心して旅行にいけそうだ。ホッ


...



 

 

 

 

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