気持ちメモ
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昨夜「明日は病院へ行こう」と話していた。
朝になって目が覚めると、相棒は既に目が覚めていた様子だった。いつも朝がいちばん気持ちが落ち着かないと言っていて、それは電話から聞こえる声でしかその様子を知ることしかできなかったけど。初めて見る相棒の様子はひと目でなんだかおかしいとわかるものだった。特におかしな行動とかいうものではないけど、表情は何かに怯えてるような感じで息遣いも荒い感じがした。その時は6時半を過ぎたばかりの頃で、私も寝ぼけた状態で話し掛けたけど反応もイマイチという感じで、そうこうしているうちに私はまた眠ってしまった・・・。
再び私が起きたときには、相棒はもう今日どこの病院に行くかってことも調べて決めたみたいで、病院に予約が必要かなどを電話で問い合わせた後に、とりあえず身支度を整えて病院に向った。風邪をひいて病院にとかいうわけではないし「精神科」ということで1人で行くとなるとちょっと怖いと言うか抵抗を感じてたみたいだけど、付き添ってくれる人がいるならと意を決したようだ。診察の前に問診票らしきものに今の様子を記入して、診察を受けるのを待った。 名前が呼ばれて、私も一緒に診察室に入るべきか一瞬ためらったけど、事前に「一緒に診察を受けて欲しい」と相棒に言われていたので診察室に入る。で、今の状態に至るまでの出来事や悩み事なんかを一通り先生に話した。(この時私は後ろの椅子に座ってやり取りを聞いてただけだけど)先生は「こうした方がいいんじゃない?」みたいなことを言うだけで、なんだかただの悩み相談室のような感じだった。私のイメージでは優しく話を聞いて不安な部分を取り除いてくれるっていう感じだったけど、そういうのとは全然違うものでびっくりだった。しかも、先生の風貌が「オマエ、本当に医者かよ!!」っていうような感じだったし(両手には大きなシルバーの指輪がいくつかはめられていて、無精ヒゲをもっと伸ばしたようなヒゲをはやし、髪もボサボサで、ジーンズの裾を切り落としたようなズボンをはき、足元はスニーカーというか運動靴だったのだ。しかも、年齢は40代半ばって感じ。この文章だけでも、え?って思えるでしょ?それくらい胡散臭い感じだった)それでも、30分くらい話したのかなぁ?はっきりとした病名は言われなかったけど軽いうつ病みたいな感じのことを言われた。で、気持ちが落ち着く薬を処方してもらって帰ってきた。今の相棒は今月半ばにある2次試験までにこの不安定な気持ちを落ち着かせて、試験対策をしてベストな状態で試験に挑みたいというのが希望と言うか病院に行った目的であるので、気持ちを落ち着かせる薬を2種類出してもらった。本当は1種類だけでもよかったみたいだけど効果が表れるまでに時間がかかるようなので即効性のある薬も服用ってことで。
病院を出たあとに、どうも気分が落ち着かないと言うのでさっそく即効性のあるほうの薬を飲んでみた。その後、なぜか体の方も検査したいと言い出したので(精神不安定から、体の方も病気になってるかもしれないと不安になったみたい)その足で総合病院に行って心電図やレントゲン、採血などの簡単な検査をしてもらった。結果は特に異常は無いってことで一安心。
薬を飲んだのがお昼ちょっと過ぎの頃で、それから総合病院に行って、その後に遅いお昼ご飯を食べた。相棒は食欲がなかったみたいだけど、健康な私が空腹に耐えられなかったので(この時点まで何も食べていなかった)。その後はちょっとした公園というか休憩できるような場所に移動して、相棒は今どうするべきか、何をどう決断するべきかってことを話し合って、とりあえず結論を出した。この頃になって薬が効いてきたのか相棒の表情もすっきりしてきた。 病院で「普通なら簡単に決断できるはずなのに、決断できずに堂堂巡りで悩むってことは正常じゃないってことですよ」みたいなことを言われたけど、なんとなく堂堂巡りからもやっと解放されそうな感じだ。
家に戻ってからもまた同じことを2人で話して、とうとう相棒も決断したみたい。薬のせいなのかどうなのかはわからないけど、なんとか前に進みだしそうな感じだ。本当に良かった。
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