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1970年01月06日(火) 霧散

おれの身体の輪郭が線のごとく伸び、そして霧のようになり、大気中に霧散。

何かを成すための霧散なのに。

綺麗に、上品に、艶やかに、クールに、霧散できればいいのだけれど。

霧散は、夢散であり、無散であり。

刮目せよ。それがしは加速を増してどんどん霧散している。

霧散は万種のものとびっしり結びつながっている。

霧散は自然の摂理であり、良いことでも悪いことでも、なんでもない。
しかし、それがしがそれを、ただ、ただ、甘受するだけのことに納得できるかという、ただ、ただ、それだけのこと。

霧散はまた別の霧散を呼び覚まし、広大な世界を漂う。


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