ことばとこたまてばこ
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2004年12月29日(水) 蝶の羽

蝶々がわたしを捕らえて月光さんざめく夜空へと飛翔。

遙か下に見える街の光。
遙か遠くに見える海の暗黒。
遙か近くで風がなぐ。

蝶々の手足はしかと力強くわたしを抱く。
まるでわたしに蝶の羽が生えたよう。

どこまでも行けそう。
どこまでも行けそう。
どこまでも行けそう。

羽の色は触れば幻のように霧散しそうな程の淡い桜色。
うっとりと、わたしは、眼を閉じて。


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