ことばとこたまてばこ
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2005年01月13日(木) 待ちし3匹

三途の川の向こうで雪白のフクロウが首を回転させて。
どごう、どごう、陰鬱なる川の流れ凄まじく。

三途の川の向こうで雪白の犬が蒼い瞳で我を凝視して。
びゅる、びゅる、陰鬱なる風の勢い凄まじく。

三途の川の向こうで雪白の人間が些かの情感もなく立って。
ぎゅぐ、ぎゅぐ、陰鬱なる雪の勢い凄まじく。

川を隔てた遙か彼方でいつまでも我を待ち続けている。
川も風も雪も狂瀾怒涛の勢いで荒れ狂って。
深く融けそうな、空の、紺碧。


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