ことばとこたまてばこ
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今夜の夕食は肉じゃがにハンバーグよ、と書かれた妻からのメールを読む。 最近残業が増えた。最近子供が小学校に入学した。
夜列車に揺られてたどり着いた駅で私はまわりのみんなと同じく、定規で測ったようにちくとも狂いなくまっすぐと我が家の待つ帰路に向かうけれども、その彼は大きなリュックサックを背負ってどこか困ったような定まりのない足どりで歩いている。
私は彼に声をかけた。 近くで見ると彼は予想以上よりも若かった。 蛍光灯の白くも強い光にうぶげがうっすら照らしだされる。
私がどうしてこんな辺鄙なところにいるの?との問いに彼は自ら「旅人なんだ、オレ」と答えた。私はその傲岸不遜にも近いその口の切り方が、いかにも新鮮に思えて。
皺も増えるわけだ。はは。
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