ことばとこたまてばこ
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2006年12月13日(水) 写真に憑かれし男の望む末路

たとえばの話、
息も絶え絶えに横たわるおれを囲む君たちがいるとする

そしておれのいざという死の間際、

おそらくたぶんでもきっとまちがいなく
狂おしく愛おしい君たちの顔々を
写真に残すために


最期のおれの一枚を
撮るために
残すために


わずかな視力そして一本指だけ
最期までおれのものであるよう



おれは

いまから

とても強く

願っているんだ


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