ことばとこたまてばこ
DiaryINDEX|past|will
2007年01月11日(木) |
あなたとなら宇宙は壊れない |
男がさけぶ そんなに微笑むんじゃない そんなに微笑むんじゃない そんなに微笑むんじゃない お前の口内を見たいんじゃない
お前の歌を見たいんだ お前の言葉を見たいんだ
女がつぶやく 無意味な微笑みを許さないとあなたは言う それはどうしてなの?
男がさけぶ くふふふふ、みんな、みんな、笑ってるぜ! ぐふふふふふふふふ、なんて楽しいんだろうな! 愛しのお前が眠ればおれの毛布をかけてやる だからそんなに微笑むんじゃない だからそんなに微笑むんじゃない 自分を刻むような微笑みなんて 自分を刻むような微笑みなんていらねえだろう
女がつぶやく 興味ないの あなたがわたしをどう思おうと 感じようと どうしてかちっとも 興味がないの
男がさけぶ 優しいな お前は 愛してる もう困らせやしない おれはゆっくり ゆっくり あの果てへと 歩んでゆくのだけど
歩んでゆかねばならないのだけど
おれはお前にすべて おれはお前にすべてまかせよう いつお前が来ようとも お前が二度と来なくとも おれはお前にすべて おれはお前にすべてまかせよう
ただ ひとつ ちぃっとばかしの望みをかけるなら どれほど気づくのが遅れても すぐお前がおれにおいつけるよう おれは金網にもたれながら ゆっくり ゆっくり あの果てへと 歩んでゆく 歩んでゆくぜ いつまで? いつまでも!
女はつぶやいた 手探るような声で しかし野太く確かなる声で!
あなたとなら宇宙は 壊れない!
|