物言わぬ木であるはずなのに、ああ、生きている、と思わしめる骨太い力はどこから来ているのかそれは、やっぱり、佇まい、だと思った佇まいだけなら、どうして無数に存在する人間は木のように感ぜられないのか、とも思ったそれは、やっぱり、時間感覚の差、だと思った