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2007年09月11日(火) ぬらねらべらじゃら

朝方目覚めて便所へ向かう際、台所の流しの下に置きっぱなしのゴキブリホイホイが不気味に揺れ動いているのを見つけた。上蓋を開いてみるとゴキブリよりやや大きい程度の小人がひっかかっていた。とても小さい顔を凝視してみるとまるで猿のような面構えだった。随分と前からそこにいたらしく糞尿が茶色いズボンを濡らして足下にこんもりと溜まっていた。小人からほんの数センチの位置に小人より遥かに巨大なゴキブリがひっかかっているのだが、命尽きることなく諦めることなく今にも飛びかからんと手足を始終うごめかせているのに、小人は怯え続けてきて疲れ果てているようだ。わたしは酔っていたのでスイカの汁、ケチャップ、食紅、生理の血、ハイビスカスの絞り汁、じいさんの喀血と赤の限りを尽くした液体を小人とゴキブリに与えた。小人は濁った不浄な不味い液体に激怒しながらも空腹からか口まわりを灼熱色に染めあげて啜っていた。表情は窺えなかったけれどもゴキブリも同様だろう。あとはほったらかし。朝方4時14分49秒に小便終えて二度寝。


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