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- 2005年07月18日(月) 3人の父と3人の母の居る食卓の風景
風邪のせいか、虚無への供物のせいか、不思議な夢を観た。
私には、お父さんとお母さんと弟と祖母がいる。
そして、2番目のお父さんとお母さんと兄がいる。
更には、3番目のお父さんとお母さんと姉がいる。
私を入れて11人家族なのだ。
一番はじめのお父さんとお母さんは、紛れも無く私を産み育てた父母である。
そしてその祖母は父の母である。
年の離れた弟は、まだ中学生ではあるが、これも私の両親の下に生まれた実の弟である。
2番目の父と母は、なんと2ヶ月しか私の両親をやらなかった。
陰気で大人しく、卑屈な態度ではあるが、家族は仲間はずれにすることもなく、何かと2人に
気を使いながら暮らしている。
2番目の父母の間には、私より5つほど年上の30歳独身の息子がいて、彼は私にとって念願
の兄であった。
私は兄と仲良くしたかったのだが、照れ屋で人見知りのするその兄は、私を避けるようにして
いた。私が何か話し掛けても、ただ困ったように「うん」とか「そう」とか生返事をするだけ
であった。
3番目の父と母は、私の父と母になってからまだ3ヶ月を過ぎた頃であろう。
明るくて人当たりの良いこの両親は、近所の人からも好かれ、町にもすぐ馴染んだ。
私の初めの父母も大層気に入った様子で、まるで本当の兄弟姉妹のように打ち解けている。
その3番目の父母の間には、私より2つほど年上の姉がいて、その姉というのも私をとにかく
可愛がった。
去年数回しか袖を通さなかったであろう水色のサンドレスや、白い編みカゴのバック、サンダ
ルなどを私にくれるのだが、どうも趣味が合わず、私は曖昧に笑いながら受け取って内心は少
し困っているといった具合だ。
本当の母と、2番目の母、3番目の父母の娘が、台所で料理を作っている。
本当の父と、2番目の父と、3番目の父と、2番目の父母の息子が、鍋を囲んでビールを飲ん
でいる。
それに混ざって、本当の祖母が「私が若い頃の夏は、こんなに暑くはなかった」などと話して
いる。
3番目の母は、にこにこしながらそれに頷き、ビールを注いだり料理を皿に取り分けたりして
いる。
本当の弟は、ソファーで漫画を読んでいる。
私は、窓際に、ただ立っている。
ただ、その様子をぼんやりと眺めているだけなのである。

と、ちよっとレトロな感じでテキストにしてみましたが。
まさにこんな感じだった。
凄く不思議な夢なんだけど、起きてから、何が不思議だったのかがよくわからなかった。
何って色々変でしょうよ(苦笑)。
お父さんとお母さんは、普段より機嫌が良かったなぁ。
テーブルの上の料理も、お盆かお正月のようでした。
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