翌日は
紅葉を見に
山へ
前に来たときは
ケーブルカーに乗ったけど
時期が時期だけに
乗る人がいっぱいで
混んでいて
ぎゅうぎゅう乗るのは
いやだなぁ・・・って
ふと
奥をみたら
リフトがあった
コレで行こうよ
あ・・・いい!それがいい賛成!
リフトがあったこと
それを見つけたこと
こっちを選択したこと
彼はそのどれもがすごく嬉しそうで
私もとても嬉しくて
ニコニコしながらリフトに乗った
リフトから眺める景色は
いままで見た風景と少し違ってて
得した感がいっぱい
ちょっと寒かったけど
山の空気の中をゆっくり登っていくのが
気持ちいい
一緒に乗ったスキー場のリフトを思い出したり
ほんと楽しくて嬉しくて
彼が写した写真の二人の顔は
ホントに満足そうにニコニコしてた
リフトを降りてから
少し登ると
前に来たときに歩いた場所
ここでこういう写真を撮ったね
こっちのルートを歩いたんだよね
って
今日の今の楽しさに
過去の楽しかった思い出も
プラスされる
じゃあ今日はこのコースで・・・
って
短いコースを選んで歩く
森の説明をしてる案内板をゆっくり読んで
本当にこっち側とあっち側って木の種類が違うね・・とか
この木すごいね〜とか
小さいことが面白くて
楽しくて
一緒に居るときの空気が気持ちよくて
一周まわって
今度は展望台へ
双眼鏡に硬貨を入れて
いつも通ってるあの道だ〜 街路樹がきれいだね〜
って
街道を眺めて
他の人たちが入れ替わり立ち替わりしてる間
何倍もの長さの時間を楽しんでて
ここまで長く一緒に楽しめる人って
他にいないよね・・・
自然の中で
お互いの歩調が合ってて
楽しめるものが同じで
同じ所に同じように時間をかけれて
せかすこともなく
途中で気を遣って切り上げることもなく
気がついたら
こんな時間になってた!
って
こんな人
他に居ないよね
こんな風に
時間を
楽しさを
共有出来る人に巡り会えるなんて
思ってなかったね
って
再確認したデートだった
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