最近会う某駅で待ち合わせ
でも駅前まで行かないで
彼に少し歩いて貰う
駅へ向かう道のどこかで
会えたら・・・って思ったけど
「ここ」って指定できるほどは
この辺りに詳しくない
そろそろ・・・って思って
信号待ちのときにメールしようとしたら
電話が鳴った
いつもはイヤホンのをつけているんだけど
壊れちゃっててつけてなくて
こそこそ電話に出て
ごめん!今、電話で話せない!
・・・って言ってふと交差点の先をみると
彼が立ってて!
ほぼ同時にお互いに気がついた
交差点を過ぎてすぐ
ファミレスの駐車場に入って
彼と合流
すごいタイミングだったね
もう少しで行き違いになるところだった
彼もそろそろこの辺で連絡取らないと・・・って思ってて
私もそう思ってて
でもまさかお互いが目の前にいるとは思ってなかったから
タイミングの良さとぎりぎりの危なさに
笑ってしまった
彼を乗せて向かうのは
遅い昼食
担々麺
少し前のメールで
坦々麺食べたいね〜って言ってて
彼がこの辺りの美味しいお店を探していてくれてた
その本格的な担々麺は
こってりしているように見えるのに
しつこくなくて
とても美味しかった
今日のデートは
担々麺以外は何も決まっていなくて
何処でどう過ごすか・・・って
何も考えてもいなかった
なんとなく車を走らせて
通りすがりのホームセンターに入る
二人とも雑貨とかホームセンターとか
クラフトのお店とか大好きで
しばらく一緒に見てたけど
二人ほぼ同時に
何も言わずに
お互いに自分の見たいものの方へ
勝手に向かって
何も言葉も交わさないまま別行動になった
ひとしきり見たいものを見て回って
勝手にどこにいってるんだよ・・・って
思っているかな・・・
そろそろ彼を捜さないと
もしかして怒ってるかも・・・って
ちょっと怒っている顔を想像しながら
見通しの良い通路に出たら
彼も同じように出てきた
本当にタイミング良く
そして
お互いに
探してるかも、怒ってるかも
って思ってた
自分勝手に行動していながら
やっぱりお互いのことを思っているから
こうして良いタイミングで逢えるのかな・・・
この絶妙な感じがとても嬉しくて
幸せな気持ちになれた
・・・・・・・・・・・・・・・・・
夕食とお泊りも
何も決めていなかったから
初めはICの近くのLHにお泊りしようかと思ってた
だけどそれだとお酒を呑みに行けないから
ホテルの近くで呑むところを探してみたけど
携帯で調べたり、近くを車で走ってみたりするものの
良さそうな場所がなくて
それだけで時間がどんどん過ぎてしまう
なんだかぐるぐる走っているだけで
時間が経ってしまうのはもったいない
もう少し走れば
少し前によくデートしてた場所に行ける
飲食店もたくさんあるし
LHもある
ここで探し回っているより
行ってしまった方がきっと早い
久しぶりに訪れた場所
以前に利用したことのある駐車場に車を置いて
街をブラブラしてみる
この日は二人とも
何が食べたいのか、呑みたいのか
決まっていなくて
決められなくて
ブラブラ歩いていた
ふと
看板につられて
もつ鍋のお店に入ってみた
もつ鍋って食べたことがなかったから
食べてみようか?って
店員さんに案内されて
調理場が見えるカウンターのような席に座って
もつ鍋 焼き牡蠣 タラの芽の天ぷら アボカドの生春巻き お刺身 牡蠣の塩辛
ハーフ&ハーフのビールが美味しくて 日本酒が美味しくて
すごく幸せ
彼と一緒だと
他の人と食べるより
何倍も楽しいし、美味しい
気持ちよく呑んで食べて
ちょっと酔っぱらって
お店から
少し歩いて
LHへ
初めて入るLH
お風呂はユニットで狭いけど
二人で横向きで膝をかかえて浸かった
アパートのお風呂に二人で入っているみたい
そういうことも楽しかったりして
そして・・・
またsexのことはあまりはっきり覚えてない
彼の指だけじゃなく
彼の・・・アレで
びゅーっって吹いたのは覚えてる
そして
前には恥ずかしくて
抑えてたところがあったのに
抑えられなくなって
さらけ出してしまってる
大きな声が出ちゃうし
自分から求めちゃうし
心の中にある恥ずかしいと思う気持ちは
奥のほうへ押しやられてしまう
感じて乱れて
大きい波にもまれるように
渦に飲み込まれるように
溺れそうになって
果てたあとは
またずっと重なったままで
繋がったまま
落ちていった
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