地方の城下町でデート
町の中にキレイな水が流れてて
城下町の風情を残してて
通りをブラブラ歩くだけで
かなり楽しい時間を過ごした
コインパーキングに車を駐めて
飲み屋さんで夕食と呑み
外から見て想像していたお店と
中は違っていたけど
こういう店も
彼とでなければ入れないなって思えば
楽しい
焼酎をボトルで頼んで
呑んで食べて呑んで
私は
蒸留酒だと悪酔いしないことが
実証された
彼の観察だと
蒸留していないお酒だと
くいくい呑んでグルグルしてて
蒸留酒だと
進み方が遅くて
スッキリしっかりしてる
らしい
したたかに酔っぱらって
お店を出て
明るいウチに目星を付けておいたラブホへ向かう
・・・けど
方向音痴で酔っぱらいの二人
迷ってしまった
ぐるぐる歩いて
ちょっとの距離しかないのに
かなり歩いて
だけど
たぶん
私ひとりだったら
たどり着けなかったと思う
連れて行ってくれた彼に感謝
でも、こんなに酔っぱらった彼は
久しぶりに見た気がする
酔った彼は
心が緩んで
私への気持ちを言葉にしてくれる
いつもユリさんは なんで私なんか・・・って言うけど
俺の方が なんで俺なんか・・・って思ってる
きっとユリさんがその気になって 落とそうとすれば 落ちる男なんて何人もいるだろうけど
誰にもあげない
俺のだ・・・
とか
私の上で動きながら言う
ベッドで
お風呂で
酔っている所為なのか
いつもより長い時間
いつもより激しく
少し乱暴なくらいに身体を重ねた
あれは
なんでだったんだろう・・・
|