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今年も買ってしまった。
年末ジャンボ宝くじ。
私が「買う」と宣言すると、夫も買おうかどうしようか 迷っている様子。 「どうするの?買うの?」 「う〜ん、考え中」
そして、私が宝くじ売り場付近に達した頃、夫から電話。 「ワシの分も買っといて」
悩みに悩んで、現金より夢を選んだわけです。
私は10枚。 夫は40枚。←買いすぎやろ
そうして、年明けには早くも夢やぶれる悲しみを味わうのだろう。 なんて切ない。
それでも、今はつかの間の夢を見る。 「宝くじに当たったらどうする?」と夫が聞く。
「えっとね、花壇にコンクリートを敷く。それと物置部屋の和室を 一大ウォークインクローゼットに改造する」
私の夢って、なんて現実的で面白みがないんだろう。
夢なんだから勝手にさせてほしいのに、夫は、 「あかんあかん。花壇の半分は花壇として置いとけ。和室もわしらが 年をとったら寝室にするんやから、ウォークインクローゼットにする のは反対や」 なーんて、目くじらたてるのだ。
真剣に考えすぎ。
お店の常連Yさんも、 「3億円当たったら、1億はみんなで使う」と太っ腹発言。
あれしてこれして…と、キラキラした遠い目。 「そうだ、長女ちゃんには5千万あげよう」 若い子が好きなのね〜。(ー_ーメ)
夢を見るのは素敵なこと。 叶わないから夢と呼ぶのか?
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私の父も夢見る男だった。 非常に饒舌で頭の切れる父。 父の話を聞いていると、その夢は必ず叶うだろうと思ったものだ。
でも、当然父の予想通りに事は運ばず、父はいつも夢破れていた。
音信不通になって20年近い。 父は今でも、夢を語っているのだろうか?
自分自身が子どもなので、子どもを愛しんだりする事がなかった父。 抱っこされた覚えも、遊んでもらった覚えもない。 私が大学に行きたいと言った時、「お父さんの遊ぶお金が減るから 大学はだめ」と反対された。
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