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2005年06月04日(土) 少しだけの不思議。


超能力とか霊能力とか そうした力があるのかどうか本当の所は判らない。
私の知り合いにはが見える人がいる。誰でも一人くらい知り合いに居ませんか?
怖い本なんかで体験談を読んだりしていると「う〜ん。見える人は見えるのかも」
などと考えてしまうが、友人を見る限り「見えてないだろ」と思うしかない。
言わないけど。

だって陳腐なんだもん。
不幸な話があると「あそこは血塗れの人がいつも行列を作って通って行くのが
見えたから、いつかこう言う事が起きると思ってたよ」

お墓参りに行くと「今。○○さんとそのお母さんがこっち向いて笑って
煙に乗って昇って行ったよ」
とか。
余りにもベタ過ぎないか。こっちが何も見えないのを良い事に。
そこは弟さんも強い霊能力を持つそうで、二人で延々と如何に恐ろしい物を
見たかについて語り合っていた。血塗れが何かキーワードみたいだ。

もう一人、本人は何も見えないが『人の未来を占う占い師』に何でも相談
する人を知っていた(過去形)。困った事があるとその女性の所へ相談に
出掛ける。何故普通に友人や、家族に相談しないのか。
どうも理想の答えが返ってこないかららしい。
『占い師さん』は目玉が飛び出そうな結論を寄越す。
どう考えても自分の失態が、丸きり相手の責任になって 更に相手は額を床に
擦り付けて謝るべきである
みたいな答えを平気で持って来ちゃうのだ。
「『占い師さん』がそう言っていた」一回5,000円、相手によっちゃボロイ
商売である。

この様に、霊能力には本当に見えるらしい人が身近に居ないため やや懐疑的な
私だが 虫の報せなどと言う古くからある言葉に付いては疑う事は無い。
これは金縛りと同じで 説明の付く部分も無いではないからだ。

虫の報せとは違うが、2年に一度くらい何だか不思議な思いをする。
これは普通の人もこのくらいのペースでしている事ではないかと思う。
息子が帽子を無くした。何処で失くしたかさっぱりであり、学校でも見当たらない。
散々叱って諦める。2日経った夕方、椅子に座っていて仮寝をしようとして
ふと眠るでもない起きているでもない様な事になり、夢にしては はっきりと
見慣れたソファーにちょこんと息子の帽子が乗っているのが見えた。
紺の帽子にオレンジのラインがくっきりと、帽子は前を向いているのに
後ろ側の交通安全のバッジも見える。そこで目が開いた。
「お母さん今変な夢見た。多分帽子は明日見付かる」
翌日、息子が意気揚々と帽子を被って帰宅した時も何となく満足感があった。
帽子は息子の帽子掛けに戻っていたのだそうである。早速床に投げられた帽子を
夢で見たソファーの上に置いてみる。良し。
たま〜にあるこうした事は 潜在意識と偶然が重なって起きている事なので
あろう。だが、どうせならもう少し派手に得する場面とかであって欲しい。

昔からたま〜にこう言う事はあった。だが、何を見ても、何となく口にする事は
はばかられた。だが、ある時を境に 見たら言う事にした。
虫の報せと言う物を、一度だけ経験している。
街を歩いていて何の前触れもなく、何が見えると言うわけでも無いのだが
ある人が死んでしまうと言う事が頭に浮かぶのだ。理由は全く判らない。
それは一定間隔を置いて、数ヶ月に渡って続いた。
その間私は、その人に一度も連絡を取らなかった。
逆に電話しづらくなってしまったのである。
年に一度くらいしか会わなくなっていたとは言え、大切な人だった。
電話が入り、その人の名が出た瞬間、何も聞かないでも全てが解った。
私は酷く悔やんだ。それからは 見た事は全て、口に出す様にしている。
だが、この虫の報せも説明の付かない事ではない。
彼女の家の冷蔵庫は いつも空だった。食から始まる私にとって その冷蔵庫に
ある種の危機感を 無意識に私は覚えていたのだと思う。
食べない事は、生きる気力の足りない事だと私の無意識は常に思っていたの
かも知れない。

だがそれでも、見たら言う。人の生き死にを感じる事は二度と無く
それからはネックレスがポケットから出て来ただの、そんなのばっかだが
一度だけ十万のネックレスのあり場所をあてて5千円親から貰った事がある。



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