◇◆◇mimosaの日記◇◆◇
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午前中、久しぶりにばぁさんのお見舞いに行った。 療養病棟だからなのかわからないけど、老人しかいない病棟。 独り言を言っていたり、誰もいないのに誰かに怒ったり 発狂したり、お経を読んだり、、、 そんな老人ばかりがいる病棟に、ばぁさんは入院している。
ばぁさんとこに見舞いに行っても ばぁさんはうんともすんとも言わない。 とりあえず顔だけを見て帰ろうとした時 斜め向かいの寝たきりの女性の高齢者が突然 「痛い!痛い!」と訴える。 彼女に近づいて 「どうしたの?どこが痛いの?」と聞いてみた。 「腹が…腹が…!」 は、腹ぁ…下痢なんかな? とにかく彼女は苦痛らしい。 「私の腹の中を引っ掻き回すんだぁ!」 と震える指で腹を差し 「ここにさぁ、入ってぐちゃぐちゃにしているんだぁ」 と険しい表情で言うので、何が入っているのか聞くと 「龍がさ、腹の中にさっき上から降りて入って、今動いているんだ! 痛いよ!助けてくれぇ!」 ………なんだ、、、病気じゃないんだ。 単なる…痴呆かな? 「私には見えないけど…ここ、病院だよ?」 「私の孫にはちゃんと見えるんだ。孫はちゃんと助けてくれるんだ」 と、相変わらず、痛みを訴えるが 私は彼女の孫ではないから、助けられない。 なので… 「あぁ…そうですか…」 と返して、放っておいて病室を出た。
彼女には何時ものことなのかよくわからないから とりあえず、ナースコールは押さなかった。 …ホントは虫垂炎とかなのかな? もしかして、看護師さん呼べばよかったかな?
もう、過ぎたことだから、気にしたってしょうがないか、、、 うーん、怖いからしばらく行かないでおこうかな。 次回来た時、名前変っていないといいんだけど…。
ばぁさんの見舞いのつもりが 彼女の方に時間がかかってしまった。
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