◇◆◇mimosaの日記◇◆◇
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+++ 鯨は私 +++
♪ はしゃぎ過ぎ 愛を凍らせた日 ♪
― ゴスペラーズ 八月の鯨 ―
こんなに天気が良いと、家にはいたくないなぁ… てことで、海にふつーの格好で行ってみた。 ここでは、じみぃ〜な私の格好も浮いている感じ。
海をみながら、ぼーっと思い出していた。 ある年の盆が過ぎた頃の夜、この海で2人で花火をしたことを。 突然「花火がしたい」とその人は言ったので コンビニでありったけの花火を買って海に行った。 とても楽しそうにしているその人とは反対で 私は、複雑な気持だった。
「最後の花火はみぃがしなよ」 線香花火に火をつけ、火の玉を落とすまいとしっかり掴んでいたが 朱色に輝く火の玉は、燃え尽きることなく儚く落ちた。 しばらく沈黙。波の音しか聞こえなかった。 私はこの場から離れたくはなかったけど その人は優しく「ありがとう」と言って立ち上がり 私の手を引いてくれた。
♪あの夏へ 還るの?♪
進めない鯨は私だから、還るのは私だけじゃない?。。。
愛なんかこれっぽっちもないから凍らせた日ではなく 単に思い出にかわった日。
ああ、くさすぎ。。。
mimosa
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