◇◆◇mimosaの日記◇◆◇
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2005年08月04日(木) 夏の思い出(2)

+++ 鯨は私 +++

♪ はしゃぎ過ぎ 愛を凍らせた日 ♪

― ゴスペラーズ 八月の鯨 ―


こんなに天気が良いと、家にはいたくないなぁ…
てことで、海にふつーの格好で行ってみた。
ここでは、じみぃ〜な私の格好も浮いている感じ。

海をみながら、ぼーっと思い出していた。
ある年の盆が過ぎた頃の夜、この海で2人で花火をしたことを。
突然「花火がしたい」とその人は言ったので
コンビニでありったけの花火を買って海に行った。
とても楽しそうにしているその人とは反対で
私は、複雑な気持だった。

「最後の花火はみぃがしなよ」
線香花火に火をつけ、火の玉を落とすまいとしっかり掴んでいたが
朱色に輝く火の玉は、燃え尽きることなく儚く落ちた。
しばらく沈黙。波の音しか聞こえなかった。
私はこの場から離れたくはなかったけど
その人は優しく「ありがとう」と言って立ち上がり
私の手を引いてくれた。


♪あの夏へ 還るの?♪

進めない鯨は私だから、還るのは私だけじゃない?。。。

愛なんかこれっぽっちもないから凍らせた日ではなく
単に思い出にかわった日。


ああ、くさすぎ。。。


mimosa