今日はちょっとしんみり。


５年前の今日、家族がひとりこの世を去りました。ひとり…というか１匹なんだけど。とってもかわいい中型犬でした。

私が幼稚園のときに来て、ずっと一緒に育ってきて。小さかった私は加減を知らずにかまいすぎて、嫌われてしまいました(苦笑)

変な芸や癖をたくさん持ってて、いつも家族を楽しませてくれました。

夏は窓際、冬はストーブの前と年中快適な場所を独占。病院が嫌いで、車に乗せられ病院の方に向かうと知るやぶるぶる震えだす始末。年を取ってからはタガが外れたかのように、禁止された場所(ソファとか)で寝たりするようになりました。ボケてたのかも。

癌が見つかってからもたくましく生き続け、食欲も衰えることなく立派に天命をまっとうしました。ペット専門の葬儀屋に火葬を頼んだとき、出てきた骨を見て葬儀屋さんは言いました。

「ストレスがなかったんだね。頭の骨がきれいに残ってるよ。原型を留めないくらいボロボロのペットもたくさんいるんだよ」

それを聞いてすごくホッとしました。私につきまとわれて迷惑だったろうけど、この子の一生は決して不幸なものじゃなかったんだなあ、と。よかった。本当に。

今も実家には写真と水やお菓子が供えてあります。アルバムもたくさん。死んだあとも愛されるって幸せなことですね。世間ではただの節分だけど、私にはこの日はとても特別な日なんです。