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Cafe*桜*BISCUIT
あの日あの時あの場所で。
今の会社に入って3年目。収入も悪くなくそこそこ安定した生活で不満はないけど、いまだに心の隅に引っかかってることがある。
ここの前に受けた会社。工業地帯にある印刷会社で、社長が直に面接するような規模の会社。私は今思えばよく断られなかったもんだと冷や汗流すような面接の申し込み電話をしてしまい、内心びくびくしながら面接に行った。仕事にはパソコンの一般技能が必須で、資格はあるもののまったく活用できていない自分が提示した能力は会社側の求める基準に遠く及ばず。まだ他にも受ける人がいるから返事は来週中にと言われ、もうその時点でほとんどあきらめていた。自分より能力のある人なんて、その中にいくらでもいるんだろうから。そして、翌週の頭に今の会社の面接を受け、その場で採用されて安心し、そっちの会社のことはすっかり忘れてしまった。 ところが、その週の木曜日に電話が来て、「あなたを採用します」と言われて硬直した。他の面接者が自分より劣る人ばかりだったとは考えられない。この会社は私の能力を知った上で育ててくれるつもりなのか。早々に他の会社に決めてしまったことを悔やんだ。 もっとも、今働いている会社だって未経験で入ったわけで、いちから鍛えられてなんとかものになってきたんだけども。A、Bどちらを選んでも逆の方がよかったかもと思ってしまう人間だから仕方ない。 結局その会社には丁重にお断りの返事をして、翌月から今の会社で働き始め、そのまま今日に至るというわけで。どちらが自分にとってよかったのかはいまだにわからない。 ただ、面接から採用通知までのドラマチック(そうか?)な展開を考えると、即戦力になりそうもない私を選んでくれた印刷会社は単純に私という人間を見てくれた「良い」会社だったのかもしれない。収入や待遇はたぶん今の会社の方がいいと思うけれど。今も気になっているということは、1度そこで働いてみたかったと思っているからかもしれないし。 しかし、もしそこに行ってたら、たぶん今でも実家暮らしだったんじゃないかと思う…チャリで行けるし… 2006年11月11日(土)
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