うららか雑記帳
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| 2006年04月15日(土) |
食前食後、食中の方は読まないでね |
*母娘二人でお出かけ
先々週、母と一緒に新宿へお買い物に行く予定を立てていました。 でもこの日は、私の腰痛がひどくなったので、受診のためやむなくキャンセルとなったのです。 なので今日はリベンジ! 春物買うぞー! ……と意気揚々と朝7時半の特急列車に飛び乗ったのですが。
またしても新宿まで辿りつけませんでした(涙)
というのはですね、行きの電車の中で母の体調が急変したからです。 風邪ぎみだと言いながらも至って普通にパンとミルクティーの朝食を食べ、私と雑談をしていた母が、電車に乗ってから1時間半も経った頃でしょうか、いきなり意識を失い嘔吐してしまいまして。 つい数分前まで普通に喋っていたというのに、呼びかけて頬を叩いても応答なし、ぐったりとシートにもたれたまま眼を閉じて、口から下を汚したまま身動きひとつしないのです。 動転した私が次になしえたことは、おろおろとハンカチで母の口元を拭い、汚れたジャケットを脱がせ、乗務員に救援を求めて車内を走ることだけでした。
JRの方々は皆さんとても親切で、適切な対処をしてくださいました。 「意識がない」と言うと、本来なら通過するはずの駅に緊急停車してくれて、担架で駅事務室に運び入れてくれたのです。 救急車を呼び、到着を待っている間に汚れを清めるためのタオルやなんかも色々と用意してくれて。 母の他にも急に具合が悪くなった老夫婦が救急車を待っておられましたが、忙しい通常業務の中、こちらにも手を割いてくださった駅員さんたちはまるで思いやりの化身のよう……。 私は胸が詰まって「ありがとうございます、すみません」しか口にすることができませんでした。
幸い母は数分程度で意識を取り戻し、ふらつきながらも自分の足で救急車に乗り込んで、救命士さんの質問に自分で答えていました。 嘔吐したという記憶がない、以前も貧血のような症状で倒れ込んだことがある、気持ち悪いという感じはしなかった…… 救急車は10分もかからずに来てくれたんですけど、搬送先の救急病院がどこも混んでいるらしく、そこからさらに10分以上待たされました。 1分1秒を争う病状だったらどうすんだ、早く母を診ておくれと内心私は気が気じゃなかったですよホント。
またまた数十分の待ち時間を経て診察してもらった結果、今すぐどうこうということではなさそうだけど、地元に帰ってかかりつけの総合病院で一度よく検査した方がいいでしょう、とのこと。
父が仕事先から病院まで駆けつけてきてくれたので、2時間くらい病院で休んだあと帰宅となりました。
今までは血圧が高めだってくらいで特に持病はなかったんだけど、なんか悪いところがあるのかなぁ、お母さん……。
青白い顔で身じろぎもせず、呼びかけても反応がなかったあの姿。それまで元気で当たり前だった人が突然そうじゃなくなってしまう恐怖。そんなものが心身に焼き付いてしまったかのようです。その日の夜はしばらく震えがとまりませんでした。
JR南船橋駅宛てにお礼状書いた方がいいかな。
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