2005年03月16日(水) |
フジサンケイグループ頑張って! |
バスに乗っていると、『ライブヒルズ前』というアナウンスがながれた。 『ライブヒルズ』 聞いて胸が切なくなった。 フジサンケイグループの買収で話題を振りまいている『ライブドア』 剛君がフジテレビで四月にスタートさせるドラマの仮題が『ヒルズに恋して』だった。 『ライブヒルズ』は『ライブドア』と『ヒルズに恋して』を合体したようなネーミングで、 物悲しく胸に響いてきた。 IT企業を舞台にした『ヒルズに恋して』のドラマの発表があったとき、 「目指すはホリエモン、三木谷社長」 「六本木ヒルズで撮影も」「堀江さんや三木谷さんの出演もあるかも」 モデルらしき人物の名前を挙げた新聞の見出しや記事だった。 モデルとして描こうとした人物に、 そのテレビ局が乗っ取りの標的になっていたとは誰が予測しただろうか。 ドラマの発表からこの騒動まで一カ月も経っていない。 『ライブドア』の堀江貴文社長は、 そのユニークさからフジテレビでレギュラー番組を持っていたが、 コトが発覚してからレギュラーをはずされたというのは当然のことだろう。 私は狙われたニッポン放送、 その延長線上にある乗っ取りの目的とされるフジテレビに頑張って欲しい! ラジオ局でもテレビ局でも業界一、二を争う業績の大会社を、 奇襲をかけて短時間で足をすくった見事さに賞賛の声も大きいが、 私は見ていて嫌な感じがする。 サバイバルゲームでお金儲けを楽しんでいるかのようで、 メディアに携わる文化人の香りがしないのが嫌なのだ。 一生懸命作り上げて完成したものを、 横から出てきてお金の力で奪ってしまうという品のなさが嫌なのだ。 資本主義社会だから。こんなことは当然起きることなのに。 フジサンケイグループはガードが甘かった。これも本当なんだろう。
ホリエモンほどの頭脳と若さがあったなら、乗っ取りなんて考えないで、 もっと正攻法で自分でメディアの会社を設立したり、 傾きかけた会社をテコ入れするなどの爽やかさをもったらどうだろう。
フジサンケイグループ、頑張ってください。
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