オリビエの日記

2005年04月05日(火)    祝!『橋田賞』

    剛君、『橋田賞』おめでとうございます。
   授賞式のご挨拶、俳優の風格が出ていて素敵でした。
   お仕事が充実しているからでしょうか。
   精神的にも安定感があるようで、爽やかな中にも落ち着きを感じました。
   それで、ご挨拶でほんのちょっと咬んだのも微笑ましかった剛君です。
   橋田先生、「お目にかかれて光栄です」なんておっしゃって。
   テレビの番組で剛君とお会いして、ときどきおしゃべりしているのを私、知っているんですけれど。
   アレ、これって社交辞令?って一瞬思っちゃいました。
   そんなことはどうでもいいことであって、剛君おめでとう!
   
    受賞理由は、テレビドラマ『僕と彼女と彼女の生きる道』他の優れた演技。
   このドラマの脚本を書いた、脚本家の橋部敦子さんも同時受賞です。
    
    『僕と彼女と彼女の生きる道』
   このドラマは一つの家庭が崩壊していく過程を描いたものでした。
   エリート銀行マンの夫は仕事が忙しく、家庭のことは妻にまかせっきりです。
   恵まれた生活をしているはずの妻は、そんな家庭の中での自分の生き方に疑問を持ちます。
   そして夫に離婚を告げるところからドラマが始まります。
   唐突に思える妻の言動を夫は理解できません。
   妻が希望していた対面式キッチンのあるマンションも頑張って購入したし、
   子どもの運動会やお遊戯会には万障繰り合わせて必ずビデオカメラを持って参加してきた。
   妻と子をハワイ旅行に連れていったり、自分は自分なりに家族を大切にしてきた筈だ。
   家庭の中の妻に、夫は安心しきっていた。
   
    ごく一般的な家庭の風景の中で、
   自分の生き方に疑問を持った妻が自立をしようとするデリカシィーを、
   ドラマの出だしに使ったのが気に入りました。
   妻役のりょうさんの演技も素晴らしく、ドラマに深みをあたえていたように思います。
   このドラマのことはいっぱい語りたいのですが、
   皆さんさんざん語りつくしたことでしょうから、この辺でやめにします。

    剛君、『橋田賞』おめでとうございます。   


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オリビエ [MAIL] [水平線の海と空]

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