2005年10月16日(日) |
楽しみな『海峡を渡ったバイオリン』 |
予約していたコンサートのDVDの発売が、 十二月七日から十四日に延期になったと電気屋さんから電話が入った。 一緒に予約した十一月発売の、『海峡を渡るバイオリン』を楽しみにしている私です。
スマ友さんのお話を総合すると、 テレビで放送された『海峡〜』はカットされた部分がかなりあるようだ。 「泣く泣くカットした」ということは聞いていましたが、 雑誌をあまり読んでいないので、詳しい内容はほとんど知りませんでした。 でも、発売されるDVDにはカットされた部分が挿入されるというので楽しみです。
『海峡〜』をドラマ化するときに、 原作者の陳昌鉉さんは原作に忠実にすることを条件に出したといいます。 カット部分には建設現場の宿舎での荒くれた人たちの様子や、 輪タクを引いて生活する場面、奥様との場面などがあるようです。
原作を読んでドラマにはなかった部分で印象深かったのは、 建設会社の飯場で、人夫が保険金を騙し取るために事故を装って指を切り落とす場面です。 何人かの人がしていたという、「指切り現金」というこの場面は凄まじい。
朝鮮戦争にいく前日に、 「死ぬのだからもういらない」と有り金全てを陳さんに差し出しす米兵。
南北分断で混乱していた韓国と北朝鮮。
そんな中で、 私が微笑んだのは、陳さんがバイオリンを習いにいったときに最初にいった言葉です。 「『ツィゴイネルワイゼン』みたいな曲が弾きたい。弾けるようになりますかね」 初心者に近い二十歳の陳さんにバイオリンの先生がいった。 「そりゃ、また大きく出たね」 可笑しかった。 ツィゴイネルワイゼンはメンデルスゾーンのバイオリン協奏曲と、 バイオリンの二大難曲といわれているからです。 陳さんの魅力をグッと感じたところです。
『海峡を渡ったバイオリン』はどんな内容で手元に届くのでしょうか。 とても楽しみです。
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