オリビエの日記

2005年12月14日(水)    つかこうへいさんと剛君

    剛君の舞台のお話で胸がときめいています。
   正式な発表はまだですが、
   劇場に剛君の写真入のパンフレットがあるのですから確実です。

    一カ月公演ですが、一回の動員数が250人ですから、
   チケット入手は至難のわざでしょう。

    剛君の舞台といえば『蒲田行進曲』のヤス役です。
   この舞台で、
   演出家のつかこうへいさんが剛君の才能を見事に引き出した。
   剛君もつかさんの期待にこたえ、
   マスコミで絶賛された見事なヤスを演じた。

    演技をする上で、
   「つかさんとの出会いが大きかった」と語る剛君。
   『蒲田行進曲』の舞台に立っていたときは、
   まだチョナンカンの一面を持っていなかった剛君です。

    数年前にトーク番組、
   『徹子の部屋』に出演されたつかこうへいさんを観ました。
   そのとき、つかさんは自分が韓国人であったことを語っていました。
   私はそのとき初めてつかさんが韓国人であったことを知りました。
   「韓国人であった」とは、つかさんは日本人に帰化されたそうです。

    テレビでその経緯を語っていました。
   お子さんが生まれるときに、
   「国籍をどうするか」とても悩んだそうです。
   日本で生きていくには「韓国籍では生きにくい」と考えて、
   お子さんを奥様の国籍に入れ、ご自分も帰化したと語っていました。

    つかさんは剛君のことを高く評価して、
   とても可愛がってくれています。
   それはチョナンカンの一面を持つ以前からのことでした。
   今、チョナンカンとして韓国語を話し、
   韓国をこよなく愛している剛君。
   韓国をあまり知らない人たちに韓国を分りやすく紹介している剛君。

    チョナンカンの出現はファンが驚いたように、
   つかさんも驚きを持って見たのではないでしょうか。
   そしてこの感性をいとおしく思われたのではないでしょうか。

    チョナンカンの出現は、
   剛君が韓国人の俳優に憧れたことから始まったことでした。
   けれどもそれは、つかさんと剛君との間に、
   これまでと違った心の交友が生まれたように思うのです。
      


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オリビエ [MAIL] [水平線の海と空]

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