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日々闇雲日記。

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2005年10月16日(日)
ウケないと思う


 どうも。
 DVD借りて観て周囲には「この映画、夢見すぎ」と不評だったけど、そして確かに「どこのロボットアニメやねん」とかつっこみどころも色々あったけど『ローレライ』が普通に面白かった管理人です。
 海軍!軍艦!憂国!軍服!そして軍艦操る美少女!!
 まさにオタ公漢がオタ公漢の為に作った漢の映画!!
 でも「何で空中爆撃されたB29の中に入ってる原爆は誘爆しないのか」とか「ドイツ経由の軍艦なのに何で都合良くオペレーターが日系三世なんだ」とか「昭和二十年にパオラのあの暗黒騎士みたいなコスチュームはいかがなものか」とか、ツッコミどころが色々と(もういいよ)。・・・・・・・
 しかしこの映画、女性もターゲットに自信満々に入れてるよな事ネットで書かれてたが、たぶんこれ観て喜んだのは圧倒的に一部のオタと呼ばれる部類の野郎どもで、喜ぶ女性ってそんないなかった、むしろ観たらさぞかし制作者の有り余るこだわりと趣味丸出しぶりにドン引きしたんじゃなかろーかと邪推してしまうな。
 だってさー、フリフリのカシュクール着てミュール穿いて髪の毛きっちり巻いて、小劇場あたりでやってるヨーロッパの子供か犬が主役の映画か韓流映画、とりあえずとにかく人の死なない、血を出さない、叫ばない映画なんぞ観てほっとした後で、エクセルシオールかタリーズの禁煙席でキャラメル・カフェ・ラテとスコーンしばいて彼氏にケータイでメールしているようなのに、
「N艦出撃ィィィ!!」
 とか、
「ラスコーリニコフは神を殺す事で自分自身を殺したかったんじゃないですかね」
 とか、
「ナチスドイツの人体実験がどーたらこーたらで人体の潜在能力がうんぬんかんぬん」
 とか、
「フフフこの日本は滅びた後に再生するべきなのだ。・・・・・」
 とか言うても、全部も見終わったその脳内には9割の確率で今をときめくイケメン主演俳優ツマブキくんと、ラストにちょろっとだけ出てくる上川隆也氏の端正なお顔ぐらいしか印象に残っていないんじゃなかろーか?
 なかろーか、と言いつつかなりの自信を持って断言できるのは、だって私が面白いと思うものって、同性の同年代の女性に決まってウケが悪いんだもん!
 それも一般女性ならまだしも、オタクと自他共に認める女性にさえドン引きされることもあるわ、ネットでたまに同じ作品のファンを検索して見つけても、原作うっちゃらほいの似ても似つかぬ耽美傾向に流れてたり、ひどい時は(どういう所からどういう脈絡でかは全く理解できないが)フォモ路線に流れてて、私が逆にドン引きするという。・・・・・・・・
 まあフォモなんて個人の趣味だし、その人の人格とは別物だって事で否定する気は全然ないけど、「貴女の中のどこの思考回路がどういう反応を起こして、アレとコレがああなってこうなるんですか?」と死ぬ前に一度誰かに訊いてみたいよあたしゃ!
 ていうか、検索かけてそれと気づかず見てしまい、後でトップにちんまく書かれた「その手の表現をご理解いただけない方、不快感を覚える方はお帰りください」の文字に「今更遅いんじゃあゴルァ!!」と叫んだ私のやるせなさはどうしてくれる!!
 話が脱線した。
 ああああ、誰か女の人で、この映画、まともに面白かったっていう人いないかな――――――――。
 原作、たぶんもっと面白いだろうから、読もうかなあ。

 さて先日注文したと書いたCD4枚が届いたので、早速聴いてみる。
 いかにも普通の洋楽というか、いかにもグラミー賞獲って売れてそーな(だから買ったんだが)感じで、案の定ロブ・トーマスの『ノー・モア・ロンリー』以外はアドレナリンが全然出なかったので、明日から会社でゆっくり聴く事にする。
 とりあえずジプシーキングスの『バンボレオ』『バーモス・ア・バイラール』『ホテル・カリフォルニア』の3曲は、月末月初処理でパニくってる時の精神的切り札にしようと思います。

 ではでは。