Cry for the moon

黒鶫

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2004年12月06日(月) 食卓
母親が、倒れたのは僕が小学生の時だ。
其の頃から、私は台所に立つ事が多くなった。
中学は、給食はなくお弁当だったので、毎朝自分で作ってた。
大概メニューなんて決まってたけどね。冷凍食品も使ってたし。
それでも自分で作るお弁当は嫌いだった。
なんでかって?
お弁当の中身が開ける前から判ってしまってるから。
自分で入れてるからね。
何が入ってるかなーとか、またこれ入れて〜!
とかそういう感情がまったくない。
つまらなかったし、寂しかった。
だから、たまに行事で作ってくれる姉のお弁当が大好きだった。
普通の母親にはないお弁当で、皆が凄い〜美味しそう!
って言ってくれるのが凄く嬉しくて、自慢したくなるくらいだった。
皆に上げて、美味しい!って言ってくれると
まるで自分が褒められたみたいに嬉しくなった。
久々に、夜姉のうちに行って来た。
時間があると、ご飯を食べさせてくれるんだけど
久々に姉の作ったご飯を食べた。
温かくて、出来立てで、私のことを知ってる、私が知ってる味
普段は食べれないけど、学生じゃなくなった今、これが私のお弁当。
いつもは自分が作る側だけど、たまには作ってもらいたい。
何がでてくるのかなー?って台所からの匂いを吸い込みながらワクワクする。
小さい幸せ
此れの為に、また明日から頑張れるんだ。
ちなみに、メニューはモツ煮込みとサラダ
しいたけの肉詰めフライでした。
この肉詰めの肉の部分にシソが入ってるの。
それがさっぱりしてしつこくない。
明日同じもの、うちでも作ろう〜と